地元が結構な被害を受けている話。
僕の地元、広島県福山市。
先日からの大雨により各所で被害が出ているエリア。
ニュースでは見知った地名とともに、濁流が屋根まで届く映像などが流れ、実際に地元にいる人がSNSにアップする写真は、慣れ親しんだ街が非日常的事態に襲われていることを証明していた。
それでも、東京で晴天の中、普通の休日を過ごしている自分にとって、これはどこか遠くで起きた事では?と感じてしまったこと。
今まで生きてきて幸運なことに大きな災害と対面した経験がない。震災も、豪雨被害も、ニュースの中の出来事として消化してきた。
今回は生まれ育った地元で起きた出来事だ。家族や実家に特に被害がなかったこともあるかもしれない。だから今回も、この事が心配で心が埋まるといった気持ちにはならなかった。家族にはすぐに電話したし、緊急支援金募集にも参加した。自分の中で、またニュースの中の「他人事」と感じてしまった罪悪感を振りはらいたかったのかもしれない。多くの犠牲者も出ている中で不謹慎にも思われるかもしれないが、この何とも形容しがたい、もやっとした感情を留めておきたかった。
ライフラインの復旧に時間がかかるエリアもある。道路が寸断され物流もかなり滞っている。1日も早く平穏な日々が戻ってほしい。それが心から思えていることに、少し安心している。
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