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【読書メモ、漫画】数字であそぼ。(絹田村子)【#81】

数学好きな友人から借りたので、もっとマニアックな内容かと期待していましたが、やはり一般の漫画なのでそんなにマニアックでもなく、数学テイストを取り入れてはいるものの、ほとんど数学は出てきません。少しは出てきますので、数学がわかるとメインストリーには直接関係ないですが、ちょっとだけ楽しいです。

吉田大学という、京大をモデルとした関西の大学の理学部が舞台です。小さい頃から記憶力がよく、何でも一度見たらすぐに覚えられるので天才と考えられてきた主人公が大学に入って数学で挫折するという、大学で数学を履修したことある人ならあるあるの内容です。何でこんな定義するの?何をやっているの?問題解かないの?どうやって勉強するの?・・・いやーな記憶を思い出しました。高校の数学と勉強の仕方が違いすぎて、ホントちんぷんかんぷんでした。幸いなことに、僕は理学部ではなく農学部だったので、とりあえず単位をもらって2度と数学に近寄ることはありませんでした。

2巻まで読んだ感想ですが、もうちょっと数学テイストが強かったらなあと思いました。でも、そうなると読む人を選んでしまうから、やっぱりこの辺りが落とし所かなと。出てくるキャラクターはみんな癖があって、でも理系にいそうな感じは外してなくて、今後の展開も気になります。理系にいそうな人ばっかりだけど、これってADHSとかASDの視点で見たら、みんなグレーゾーンだよなと、精神医学や発達心理学系の人も楽しめるんじゃないかと思いました。全然違う視点からも楽しめそうです。

2巻まで貸してくれたんですが、もう8巻まで出てるようです。うーん。この先は気になるのだけれど、3巻から買うというのも微妙だなあ。しかも、思ったより数学テイストが薄いので、買ってまで読みたいという感じではない感じで・・・その友人が買って貸してくることを願います。

おわり


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