【読書メモ】始皇帝の戦争と将軍たち 秦の中華統一を支えた近臣軍団(鶴間和幸)【#103】
amazonの解説より
『キングダム』を知っている人なら、かなり楽しく読めます。人物が出てくるたびに、漫画のキャラクターで顔が浮かぶのでイメージしやすく、すっと頭に入ってきます。
『キングダム』を知らない人が読んだらどう感じるんでしょうか・・・今までの始皇帝像とは違うので、おそらく漫画を知らなくても面白いと思います。が、やっぱり、これを読む前に『キングダム』を読んでほしいです。
中国を舞台とした歴史モノは、三国志ばかりでした。たまに始皇帝が出てきても暴君だったり、怪物のような姿で描かれることが多いように思います。『達人伝』みたいな感じで。英雄として描かれている『キングダム』は珍しいのですが、この本を読むと、そっちの解釈の方が合ってるんじゃないの?って思ってしまいます。嬴政はカッコいいなって思います。
そういえば『終末のワルキューレ』でも始皇帝はカッコよく描かれていました。人類側の代表者として冥王・ハデスと戦っていました。余談です。
この本には、『キングダム』ではまだ出てきていない人も出てきますし、中華統一後の話も出てきます。ちょっとだけ出てきてたあの趙高がこの後こんな風に?という感じだったり、王賁(おうほん)や蒙恬(もうてん)がそんなことになるの?と、いろいろ衝撃を感じます。ネタバレがどうしても嫌な人は読まないほうがいいですが、秦が中華統一することは周知の事実ですし、これを読んだほうがもっと『キングダム』が楽しめると思います。漫画をもう一度読み返したくなりました。
おわり
いいなと思ったら応援しよう!
頂いたサポートは、とてもモチベーションになっています。新しい記事を作る資料費として、感謝しながら有意義に使わせていただきます。
気功・太極拳を中心とした健康と、読んだ本について書いています。どちらも楽しんでいただけると嬉しいです。
サポートしてくれたあなたに幸せが訪れますように!