【読書メモ】マンガ経営戦略全史 確立篇&革新篇(三谷宏治)【#62】
元になった『経営戦略全史』は読んでないのですが、こちらは漫画ですごく読みやすいです。
経営戦略に大きな影響を与えた約50名の人物紹介が、基本的には時系列で描かれています。
「確立編」では、科学的管理法を唱えたフレデリック・テイラーに始まり、1950年代の近代マネジメントの創生、70〜80年代のポジショニング派の君臨、80年代中盤からのケイパビリティ派の勃興まで紹介されています。
「革新編」では、90年代後半のポジショニング派の逆襲から、2000年代のコンフィギュレーション派の登場、2005年以降のアダプティブ主義について描かれています。
時系列に人物別に描かれているので、教科書的に、経営戦略の歴史が学べるだけでなく、辞書的に気になる項目を調べることもできます。初心者には、物語としてさらっと全体の流れを読むのも面白いです。
しかも、補章として「B3Cフレームワーク」の紹介と、最後に主要人物の一言&著書のリストがあるので、一読していれば、ここを読み返すだけでも思い出せます。
本格的に経営学を学んでるわでもなく、MBAを取ろうということでもないですが、やはり経営学的な知識が必要になってきたとき、興味が出てきたときに入門書としては一番取っ付きやすいと思います。
無料お試し版がありますので、是非試し読みしてみてください。手元に置いておきたくなると思います。
おわり
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