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生き物を飼うときの心得【お外の小さな生き物編】

今日のお話は生き物好きのお子さんがいる方にぜひ読んでもらいたいな、と思って書きました。

皆さんは何がきっかけで生き物を飼うことになりましたか?
うちはだいたい子供が飼いたいと言った、というお決まりのパターンです。

飼ってもいいよ、とは言ったもののどうすれば…?と悩む方も多いと思います。
例えば、子供が外で捕まえてきたカエルやカナヘビだど、やっぱり無理!となって元の場所に戻そうね、と言ってしまうことも多いと思います。

まずは子供に自分でお世話できるのか確認しましょう。
生き物を大切にできるのか、小さくても大事な命なんだよ、と話します。
どんなに頑張ってお世話をしていても、いつかお別れが来ることもそこで話します。

それでもこの小さな生き物を飼うのか子供にもう一度確認してください。
その時点でやっぱり止める、という子もいるかもしれません。
お外の生き物はその場所にいるから元気なんだよ、と話すのが大事かもしれません。

それでも飼う!と言われたときは…。
まずは1匹だけにしておいてください。
いきなり複数匹飼うことになると管理できなくなります。

さて、生き物を飼おうと思ったときは、まず飼うための環境を整えます。
生き物が逃げないように蓋のついた水槽やプラケースを用意します。
子供がお世話をしやすいようにガラスでできたものはなるべく避けます。
土を敷くほうがいいのか、土の代わりに使えるものはないか、今はだいたいどんな情報もインターネットを開くと手に入ります。
実際に飼っている人のブログはとても参考になります。
水入れ、隠れ家になりそうな植物なども準備します。

環境が整ったら、次はエサです。
カエルやカナヘビは生きているエサしか食べないと思っている人も多いかと思います。
外から連れてきて、すぐエサを食べさせようとする方もいらっしゃるかもしれません。
小さな生き物たちは新しい環境に慣れないとエサを食べようとしません。
しばらく食べなくても大丈夫なことも多いので、まずは環境に慣れてもらうのが先です。

3日~1週間、環境に慣れてもらったらいよいよ初めてのエサやりです。
最初は生きたエサを用意して、自分で食べてもらうほうが良いかもしれません。
生きたエサをピンセットでつまんで口元に持っていくと食べてくれるようになります。
ピンセットに慣れたら、人工エサでも冷凍エサでも食べてくれるので、まずはピンセットに慣らしましょう。
人が来る=エサがもらえる、と覚えるのでエサやりの時間は毎日同じ時間にします。

家で飼うことになってもお外の生き物は常に眺めていたり、ましてや手に乗せて遊ぶ対象ではありません。
触り過ぎるとストレスが溜まって具合が悪くなることもあります。
あー、いるなぁ、くらいの距離間がちょうど良いです。
たいていのお外の生き物はお腹に虫がいたり、病気を持っていることもあります。
お世話のあとは必ず手を石鹸で洗うことを守ってください。

とはいえ、日々の観察はとても大事です。
小さな生き物たちはちょっとした環境の変化にとても敏感です。
温度管理、日々の掃除、エサの管理など、細かく気にする必要が出てきます。
子供がこんなことまで自分でできるわけないとほんのちょっとでも頭をよぎったのなら最初から飼わないほうが良いと思います。
私は自分自身が生き物のお世話が好きなので、飼ってもいい?と聞かれたとき、いいよ、と答えました。

そして、これが今日、私が一番伝えたいことです。
お世話が面倒、もう飼えないと自分の都合で外に放さないでください。
人からエサをもらうようになった生き物は野生で生きていけません。

うちに招き入れた時点でその生き物の命はあなたが預かりました。
いつか来るお別れの日まで責任を持ってお世話をしてください。

生き物たちは動くおもちゃではありません。
小さくても一生懸命生きています。
その命を預かって大切にすることは子供達にとって、きっと良い経験になります。

明日で次女がみしろちゃんと初めて出会って1年になります。
みしろちゃんと次女の出会いはこちらからどうぞ。

わたしはみしろ【その1】

わたしはみしろ【その2】

明日は生き物を飼うときの心得【ペットを飼いたくなったら編】を書いていきます。

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