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ハーブ好きでもカモミールティーが好きとは限らなくて

あの童話「ピーターラビット」にも登場するジャーマンカモミール。ハーブティーを飲む人なら知らない人はいなのではと思われるほどメジャーなハーブです。

ハーブ畑で昨年植えたカモミールのこぼれ種から次々発芽し始めた時に、本来なら芽を間引くはずが、この寒冷地の冬をよくぞ耐えた!と愛おしくなってしまって、そのままにしておいたらカモミールがわちゃわちゃ・・。カモミールだらけになってしまった。初心者の甘さです。

しかも、そこにアブラムシが発生! カモミールはアブラムシが付きやすいのです。果てしないアブラムシとの戦いが始まった。(見つけたら直ぐに潰す!)無農薬栽培って本当に大変だ~と虫が大量発生するたびに思わされます。

カモミールという名前は「大地のリンゴ」を意味するギリシャ語に由来するともいわれ、独特の甘い香りがします。日本では「カミツレ」とも呼ばれていますね。

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さて、この飲みやすいと言われているハーブ、子供にも安心して飲ませられるし、ミルクティーにしても美味しいとされていますが、実は私はこの香りも味もあまり得意ではないのです。う~ん何度飲んでもちょっと苦手かな・・・。ただその成分にはとても惹かれます。病院に行くまでもない体調不良の時、「取りあえずこのハーブティー飲んでおこうか!」と言われるほど広範囲に働いてくれる優れものなのです。

ハーブティー以外で成分を体に取り入れるには、やはりチンキかな。水に溶けにくい成分もアルコールには溶け出すため、チンキはハーブティーよりもたくさんの成分を含んでいます。

花の黄色い中心部分がぷっくり盛り上がってきたら収穫時。今回はドライではなく花の収穫適期に、フレッシュのまま40度のウオッカに漬け込みました。(もう少し度数が高めの方が抽出されやすいですし、フレッシュを使っていても長期保存が出来ます)

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数日経った漬け込み途中のチンキ。かなり見栄えが悪いのでジャーマンカモミールで少し隠してみました。二週間後に濾して遮光瓶に移し替え、飲み物などに数滴たらして飲用したいと思います。

成分は、カマズレン・抗酸化作用のあるアピゲニンやルテオリン等を含んでいます。

鎮静・鎮痙・消炎作用があるとされていて、眠れない夜やカゼの初期症状、胃炎、月経痛等々に期待できます。                 (※キク科のアレルギーのある人は注意が必要です)




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