人助けと後悔

今日、人助けをしました。

大学の帰り道、息子さんと年配のお母さんに「道を教えてほしい」と声をかけられました。
Googleマップで調べたところすぐ近くで分かるところだったので、案内しますよと言って一緒に行くことにしました。咄嗟に道を選んで、案内しました。

わざわざ遠くから電車で来たが、場所が分からず迷っていたこと、道を尋ねても断られ続けたこと、2時間以上迷ってて予定時間に遅れそうなこと、案内しながらこれまでの不安を聞き、「お姉さんに会えてよかった」と涙目で言っていもらいました。私も涙が出そうでした。

無事目的の病院に着いて、お礼と言ってジュースでも買ってと千円札をもらいました。断ったのですが、受け取ってほしいと言われ、受け取りました。

直後は、良いことができてよかった!と満足感に溢れていました。

しかし、それを姉に報告したところ、お金は受け取るべきじゃなかったと言われました。
もちろん、受け取らないことが1番いいのは分かっています。でも、相手の感謝を受け取るのも優しさなのではないかと私は思って受け取りました。受け取ることで、相手も感謝を伝えられて安心するのであれば、受け取りたいと思い、受け取りました。私はそれが100円であれ、飴であれ、受け取っていたと思います。

その姉の一言が鉛のように引っかかり、受け取らない方が良かったのでは、もっと早く着く道があったのではないか、なにか間違ったことをしていないかなど、どんどん後悔の念に襲われています。

良いことをしたはずだったのに、どうしてこんなに後悔してしまうのでしょうか。
どうして悪いところばっかり拡大してしまうのでしょうか。

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