黒田真由
あなたも、誰かの人生を覗いてみませんか?
はじめまして。黒田真由と申します。 ひょっとすると、いつも読んでくださる方々もいらっしゃるかもしれませんが、今更ながら、ちゃんと自己紹介的なものをしようと思いました。 まずは、出身地。兵庫県姫路市出身です。よく姫路城の広場をお散歩してました。 誕生日は、8月19日です。年齢は、まぁ、そのうち……笑 現在は、阪神間のどこかに住んでます。 趣味は、読書、音楽鑑賞、推し活です。読書も、ほぼ推し活です。追加の本棚がほしい今日この頃です。 とりあえず、基本推しを糧に生きています。
私は、とある会社のOL。彼氏はいる、一応。 今日もパソコンに向かう。エクセルを、ようやく使いこなせるようになってきた。でも、完璧なブラインドタッチはまだできない。 派遣社員という立ち位置は、時に居心地良く、時に居心地悪い。派遣先にもよるのだろうが、私のいる会社は、残業がない。時給の低さに、ため息が出る。 「お先に失礼します」 いつもの挨拶をして、定時退社する。本来ならば、それが正しいはずなのだが、時給が低いこともあって、残業ができないことが悔やまれる。 今日も今日と
ご無沙汰してます。 そもそも、誰かの記憶に残っているかすら謎ですが・・・。 最後の更新をしてから、とんでもなくいろいろありました。自分でもびっくりするくらいです。 そうそう、実は以前発売していた書籍『望みの小噺堂』について、出版社との書店流通契約を更新せず、新たにネット通販限定発売としての契約を結び直しました。 書籍の形が、文庫本タイプではなくなり、洋書みたいなタイプになるそうです。 受注生産なので、重版というものはなくなりますが、謎の転売もなくなるので、良いか
こんにちは。黒田真由です。 さて、大阪コミコン二日目のお話です。 もうね、朝一マッツからの始まりです。 足の裏の痛みに耐えられず、この日はスニーカーにて参加。 自分でも引くくらいにラフな格好になりました。次は、もうちょっとおしゃれな格好しようね自分。 今回は、なるべく詳細を書けたらなと。 それでは、どうぞご覧ください。 〜マッツお写真〜 はい。朝一マッツです。前日に追いマッツをかけました。その代わり、オーランドブルーム(以後オーリー)のセレブステージは、諦めました。 待機
こんにちは。黒田真由です。 ゴールデンウィークが過ぎて、腑抜けてしまっている私です。 なんだかんだで、あっという間にゴールデンウィークが過ぎ去って行きました。 でも、これだけ言わせてください。 ミーシャとマッツとオーリーに(肩を)抱かれた私は最強の女だ。 ……はい、すみません。どうしても、言いたかったんです。あまりにも、お三方のファンサが凄過ぎて。 それぞれと一瞬喋れたので、サインもらった後も、お写真撮った後も涙出ました。嬉し過ぎて。 スーパーナチュラルで、一目惚れした
おはようございます。黒田真由です。 noteの創作大賞に応募してみました。ぶっちゃけ、そもそも自分の作品がどれだけの人に読まれるかで決まるんだろうなという気はします。 私にできるのは、「みんな読んでね!」と声高にネットで叫ぶだけです。でも、それが難しい。 まあ、とりあえず読んでください。短編集です。我ながら、ちゃんと不思議な感じになったと思います。 さて、みなさんは、ゴールデンウィークの日程は決まっていますか? 私ですか? 海外俳優さんとツーショットを撮る予定で
#創作大賞2023 「いかがでしたかな?」 男の言葉にハッとする。いや、男じゃない。この人は、教授だ。そして、師匠だ。 そっとゴーグルを外す。ぶんっと、ゴーグルに映っていた映像が消えた。ゴーグルの向こうの景色が見えた。 「いかがでしたかな?」 教授が、もう一度問いかける。そう、このゴーグルの感想を。教授が過去に開発したという、このゴーグルの感想を。 率直に言って、面白いと思う。人の人生を覗き見しているのだから。教授の話によると、AIがセレクトした人生を見ている
#創作大賞2023 人がいる。私は、ビルの中のその様子を眺めていた。 人は、アリの隊列と違い、乱れた隊列で進んでいく。窓越しに見るその隊列は、いつしかぼやけていた。 いつの間にか、隊列も丸い模様に変わっていた。 「雨か……」 私は、ぼんやりとした頭をベッドに預ける。うつらうつらとしながら、夢の世界へと堕ちて行く。見えていた窓からの景色は、いつしか、滲んで何も分からなくなった。 気付くと、私は暗闇の中にいた。目蓋を開けても、何も見えない。真っ暗な暗闇の中で、私の体
こんばんは。黒田真由です。 タイトルの通りです。文学フリマ大阪に出店することになりましたー! 出店申し込みが終わってから気づきました。 「お手洗い、どうやって行く気だ……?」 そう、売り子は自分一人なのです。何も考えず、とりあえず椅子は二つで申請してました。 ただただ、読者様の「イベントがあれば行きたい」というお気持ちに、なんとか応えようとしただけなのです。 新刊どうするかなど、後先を何も考えずにしてしまいましたが、まぁ、どうにかなるでしょう。たぶん。 と
#創作大賞2023 飛行機が空を駆ける。俺はそれを見上げた。 「さあ、これが世界の空だぞ。見えてるか?」 *** 彼女との出会いは、病院だった。俺は、サッカーの練習中に骨折をして入院する羽目になったのだ。 彼女は、物静かな子だった。俺と正反対だった。 俺は、すぐに暗くなる病室を明るくしたくて、ずっと話していた。彼女は、たまにクスリと笑ってくれた。 「なぁなぁ、お前にも夢ってある? 俺はサッカー選手なんだ! でも、みんな笑うんだぜ? 酷いだろ? 俺は、絶対サッ
#創作大賞2023 ある朝。僕は、いつも通り出勤した。 「おはようございます」 「あぁ、君。ちょうどいいところに来た。部長が、君を探していたんだ。部長室に行ってくれ」 「あ、はい。かしこまりました」 僕は、部長に呼ばれるようなことをした覚えがない。 いそいそと部長がいると聞いた部屋へ行く。コンコンとノックする。 「失礼します。お呼びでしょうか?」 「あぁ、君か。まぁ、入って座ってくれ」 なんの変哲もない部屋なのに、部長の存在という圧迫感がすごい。 僕は、た
#創作大賞2023 これは、不思議な不思議な話。 「ねぇ、神様って信じる?」 僕は、君に問いかけた。潮風に靡く彼女の髪が、柳が揺れるようにも思える。 「どうだろうね。でも、奇跡はあると、信じているよ」 彼女は、にこりと頷く。さらりと髪が揺れる。潮風の匂いが鼻をくすぐる。 僕と彼女の出会いは、いつだっただろうか? 海辺に行くと、いつの間にか彼女がそばにいた。 「君との出会いって、いつだったっけ?」 「さぁ……。でも、どうでもいいんじゃない? 大切なのは、今よ
#創作大賞2023 ある日。悟は、ぼんやりと世界遺産を眺めながら、歩いていた。 ふと気づくと、猫がいる。悟は、何の気なしに猫を撫で始めた。 「人懐っこい猫だなー……」 そうぼやきながら立ち上がると、目の前にニコニコと悟を見る男がいた。 どうやら海外から旅行に来た様子だが、それにしても、荷物が少ない。 「Are you on a trip?」 合っているかわからない英語で、おそるおそる聞いてみる悟。 「Yes! How about you?」 そこから
#創作大賞2023 これは、夢のような現実に起きた話だ いつものように、一日を終えて、布団に潜り込む。布団の中で、僕は、元彼女となった女性との最後のやりとりを思い出していた。 「貴方は、誰にでも優しい。でもそれは、結果として優しさではないの」 僕の何がいけなかったのだろう? 僕は自問自答する。答えは出ない。 優しくする事が優しくないなんて、どうすれば良いんだろう? 僕は、彼女との別れを惜しんでいるわけではなく、優しくないと言われた事に傷付いている事に気付いた
#創作大賞2023 雪の降るある夜のことだった。私は、暖炉のそばで読書を満喫していた。 〝こんこん〟 窓の方から音がした。見ると、リスがこちらを覗き込んでいる。 僕は、窓をそっと開けて、その子を招き入れた。 「入れていただき、ありがとうございます」 リスは、丁寧にお辞儀をした。外はかなり寒かったのだろう。その子は震えていた。 「いや、構わないよ。寒かったろう? 暖炉のそばで暖まると良い」 「感謝します」 その子は、ぺこりとお辞儀をすると暖炉に駆け寄った
#創作大賞2023 友が久々に会いに来る。私は、変わり果てた自分の体型を恨めしそうに眺めていた。 結婚して、子どもを産んで。気付くと、青春時代の面影は、遥か彼方に消え去っていた。 「こんな姿で引かれないかしら……」 仕事へ行く夫を見送り、子どもを両親に預け、いざ待ち合わせ場所へ。 彼女は、変わらずモデルのようなスタイルだった。 「久しぶり! 元気にしてた?」 彼女は、こんなにも体型の変わった私に、一目で気付いてくれた。 軽くお茶をして、互いの近況を語り合