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ADHDは特殊というマウンティング問題

そもそもADHDとは

ADHDには主に、注意欠如・多動性・衝動性といった特徴があります。
それによって生活に支障がでるとされている発達障害の1つです。

注意欠如は不注意によるミスや忘れ物などをすること。
多動性は落ち着きがなく、じっとしていられないこと。
衝動性は我慢が苦手で、考えるよりも先に行動してしまうことです。

発達障害の方の一年の離職率は約30%になるといるデータもあります。

会社での不注意のミスが致命的になることもあるため、
そういったミスが続いてしまうと同じミスをするダメなやつ
と言ったレッテルも貼られてしまうこともしばしば。

ADHDへの周りの理解がなければ、うつ病などと言った
二次障害も引き起こす可能もあります。

ADHDは特殊というマウンティングが起きる訳

ADHDは発達障というマイナスなイメージもありますが、
ここ何年間はADHDが得意とすることも情報として広がりつつあります。

例えば、ADHDは行動力からリスクテイキング能力があり起業家に向いていたり、色々なことに興味をもつので発想力にも優れている、
といったデータも存在します。

こういった背景には、
ADHDや発達障害は特殊で一般の人(ADHDや発達障害じゃない人)よりも
優れている
、という認識を持った人も少なからず存在します。

なぜなら、ADHDや発達障害は一般の人よりも優れているといった
ニュアンスで情報が伝えられている
からです。
ましてや、一般の人ができる簡単なことも苦手意識があるため
劣等感も強いのも事実。
筆者自身もその劣等感を時々感じます。

ADHDや発達障害といった言葉があまり知られていない時代と、
今のADHDや発達障害の情報がある時代とのギャップで生まれた劣等感から特殊といった言い回しでマウンティングをするようになったと考ています。

また、偉人にもADHDや発達障害の方が多く存在するため
結果も出していないのに、優越感に浸ってしまうのも原因でしょう。
恥ずかしながら、筆者にもその経験があります。

まとめ

人それぞれ得意なことや苦手なことがあることを
再認識する必要があるのかもしれません。
あくまでも再認識するのは、自身の得意なことや苦手なことであり、
人と比べることは返って成長の停滞を招きます。

人と比べると不幸になりやすいという話があるように、
まずは自分を知るということが大事です。
自分を知らずに他人と比較することが一番の不幸でしょう。


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