見出し画像

専業主婦が在宅ワークで保育園に途中入園できた話2

前回のつづき

あったあった、これだ!

すっかり忘れていました。こんな私でもすぐに出来ること。

そうです。Webライターです。

とはいえライター経験なんて全然なかったのですが、Webライターの良いところはとりあえずPCが使えれば出来る仕事があるということ(なんならスマホでも出来る。私は高齢で目と手が衰えているんで無理ですが)。

まずはクラウドソーシングのサイトに登録し(私の場合はランサーズとクラウドワークス)、未経験でもOKと謳っているものに応募。

始めのうちは実績もスキルもゼロなので、単価が低い仕事で実績を積むことからスタートしました。(Webライターの仕事についてはまた別の記事に書きますね。)

夜、子どもを寝かしつけた後などにちょこちょこ執筆し、僅かな金額ではあるけれど”自分で働いて収入を得る”という体験を久しぶりにしたわけです。

これが実は収入以上に大きなメリットでした。

少しだけ”自分”という存在を感じられるようになったから。

産後あまりにも社会から孤立し絶望の淵にいたため、自分の存在価値とかそういったものがゼロ、いやマイナスになっていたんですよね・・・。

そして、

「良い記事をありがとうございました!」
「誠実に仕事をして下さり助かりました。」

なんて言葉を発注者の方からいただくと、人から褒められたりありがとうと言われることが久々過ぎて涙が出そうなほど感動しました。

とはいえ育児優先なので、時間と体力がある時だけたまに活動すること数か月・・・

スマホに役所の保育課から着信が。

「状況どうですか~?」

うちは現在”待機児童”というやつなので、このまま申し込みを継続するかどうかの確認がたまに来るらしいのです。

それで一応

「ちょこちょこ在宅で仕事はしています。育児しながらなのでほとんどできませんが・・・。」

と伝えたんですよ。そしたら

「あ、そうなんですか?でしたら就労状況申告書とスケジュール表を提出して頂ければ点数が上がるのでお送りしますよ。」

「でも会社ではなくて自分で少しライターをしてるだけなんです。」

「それでも大丈夫です。自営業用の用紙をお送りするので、会社名にご自身のお名前を書いていただければ。」

え!そうなの?

起業しているわけでもなく本当に細々としか活動していないけれど、ちゃんと就労として認められるんだ!とびっくり。

後日役所から届いた用紙にそれまでの各月の収入(恥ずかしいほど少ない)と1週間の仕事のスケジュール(週4くらいで時間帯は昼や夜中など2~3時間。大まかな時間)を書いて返送しました。

やっぱり入れないんじゃん

入園できるかもー!入園したら仕事増やすぞー!!

という甘い期待とやる気の再来。

ですが現実は甘くない。就労状況申告書を送ってからもまったく連絡はなく、そのまま息子は2歳になり、新しい年度を迎えたのです。

「やっぱり無理なんじゃん。」

あの就労状況じゃね~・・・フリーだし。家にいるし。

翌年は幼稚園入園の歳。幼稚園に入園するにはプレとやらに通わなくてはならないらしい。

保育園のことは完全に忘れ、私は幼稚園探しを始めたのでした。

我が家は徒歩圏内に幼稚園がなく、電動自転車も持っていない負け組なので園バスが必須。

おのずと絞られたのですが、そこがとても人気の園でプレ参加も結構な争奪戦でした。

人気アーティストのコンサートチケットのごとく毎回受付時には血眼になってリダイヤルをしまくり、無事に月に1回のプレ通いを始めたのです。

それがまあ人気なのも頷ける。とてもあたたかな雰囲気で素敵な幼稚園。環境も園舎も先生も好き!

息子は相変わらずクセが強く、協調性や落ち着きがないのはもちろん、車や電車以外には一切興味なし。

プレ中も常に一人だけ輪からはずれ、走り回るか出ていこうとするかの二択でしたが、先生たちは優しく見守ってくださりました。

(療育勧められるかなー・・・)

という不安はありつつも、この幼稚園に入れたらのびのび過ごせるだろうなと思えるほど私は気に入っていたし、息子もそんなんでもプレの日を楽しみにしてくれていました。

そのまま時は過ぎ、いよいよ次回のプレが終わったら入園の申し込み。そのあとは入園予定の子たちだけのプレが始まります。

もちろん私は入園させる気満々でした。
そして入園説明会の前日、突然また久々に役所の保育課から着信があったのです。

え?嘘でしょ?このタイミングで?


「保育園決まりましたよー。」

え?え?なんて言った??

時は10月の半ば。もう完全に保育園のことなど忘れていたこのタイミングで入園が決まっただと?!

今年は一度も保育課と連絡もとっていなかったし、私の心は幼稚園に決まっていたので本当に驚き、心臓は爆速でビートを打ち鳴らしていました。

どこの保育園になったのか名前を聞いても、申し込みをしてから時間がたちすぎてまったくどこの保育園のことなのか分かりません。←

確か4~5つの保育園を申し込んでいたんです。

「どうしますか?進めていいですか?」

と淡々と言われ、私の脳内は完全にパニック状態。

(ど、どうしよう、、ここで断ったらもう保育園のチャンスはないんだ。あの幼稚園は最高だった。行けないのは悲しい。でも預かり時間短いしお弁当も作らなきゃいけないよ。保育園なら、保育園なら、、、、)


「はい、進めてください。」


脳内パニックを起こしながら私の口は冷静に答えていました。

(ぎゃーーー!!言ってしまった!どうしよう!!!)

電話を切って、震える手でメモした保育園をスマホで検索します。

するとなんと第一希望(多分)で書いたところだ!自宅から一番近い!

(引っ越してくるタイミングで保育園の申し込みをしていたので、地図を見て行けそうだなと思った園を書いたのですが、実はその園以外は徒歩で通うのが難しい距離だったことが後に分かりまして(汗)あっぶなー・・・)

そこからが大変でした。

入園まで2週間。持ち物などは園に直接行って説明を受けなければいけないので、そのあととすると準備期間は1週間弱です。

ずっと一緒にいた息子と少し離れるんだという心の準備も必要でした。

そして何より気になったのは、

「あれ?私ってあの申告した仕事でOKってことになってるの?それとも求職扱いなの?」

ということ。OKだとしても何も証明できるものがないんです。

まずい。せっかく決まったのに、

「母親がちゃんとした仕事に就いていないから退園です。」

ってなったらどうしよう!それからまたあの幼稚園に入ることなんて出来ないだろうし!!

とまたパニック状態に。(パニック起こしがち)

・・・つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?