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あおのなかにいたい

わたしは青が好きだ。
青のなかで生きていたい。
とてつもなく青が好きで、青ばかりを夢に見る。

わたしは青のなかで揺蕩ったり、沈んでは水面を見上げて腕を伸ばす。
こうして青のなかでいちど死んで、また薄暗くて狭い青のなかから生まれてきた。

まえに死んだ時は、森の中の、深くて、流れがあって、とても綺麗で澄んだ青のなかだった。
わたしは青に抱かれた。
それは優しかったから、死ぬことは怖くなかった。

甘美なうたも聞こえたし、外国のお人形のように美しいひとと一緒だった。
この人は、青のなかで完成された。甘くて甘くて溶けてしまいそうなのに、肌が白く透けてしまいそうなのに、美しくて涙が溢れた。

だから死ぬのが怖くて泣いたんじゃない。青のなかは楽園なのだと。あれは天使だったのだと。
そうだといいな。そうだといいな。

青はわたしのなかにいて、漂っている。
声のなかにいて、その日を待っている。

かすかな声が聴こえる、それはうた。
青のうた。
光の中に溶けて、闇と同化する、青。

またこの次に生きる時も、死ぬ時も青のなかにいたい。


毎度同じ夢を見ることの結論。

追記

今朝4時頃の瞑想で見た景色が忘れられなくて、色々考えている。
わたしはこれといって好きなものやお気に入りを選べない性格で、食べ物も色も、推しも、特別に好きというのがない。
そんなわたしだが、コバルトブルーのような深い青色は割と好きな方である。

仕事着として黒を選んでしまうから、青色の服は着ないけど、見ていて落ち着くのは青色だし、プレゼントされて嬉しいのも青色だし、よく考えてみたら歴代好きになる人のテーマカラーはブルー(レンジャー)だ。(その次に好きなのは緑だ)

そんなことを次々に考えていると、私の無意識下では青の支配下にあるのではないか。
「青色は自然な色」と言うし、自然信仰である魔女の生き方にあっている。水も大気も空も宇宙も青なんだよなあ、としみじみ思う。

瞑想の中では、母の腹の中にいた記憶も青で表現されていた。そこで思い出すのが、わたしの子供たちだ。みんな天体の漢字が入っている。
長女は元気に健在だが、長男はおなかの中で死んでしまった。名を「星夜」と言う。(聖闘士からとった)
どちらの名も青に支配されている。
星夜は5月に亡くなったが、夏至の今頃、会いにくることが多い。無意識下でそのことも思っていたのかもしれない。

それとは別に前世の記憶らしきものも伺える。ヨーロッパの冷たい森の中の、小川が傍にある湖でなぜかはわからない(自殺なのか人身御供なのか?)が、沈んでいく自分がいる。でも精霊あるいは天使のような、とにかく美しい(Hydeさんみたいな)人が歌いながら祝福してくれた、という話。

これは脳が勝手に作り上げた話かもしれないし、本当かどうか確かめることはできない。
でもわたし、すごく身体乾くのよね。どんなに水を飲んだり頑張って栄養補給しても、河童の皿みたいに全身乾く。
海よりも山や川の方が好きだし、水に入りたくはないけど水族館にはずっといたい、という変な衝動がある。

これらを繋げて考えることもできなくはないが、別に真相を追求しようとか、押し付けようとかは思っていない。こういったことをただ書きたかっただけ。

サポートして頂けたら、魔術研究の支援に使わせて頂きます。皆様により良い情報とデータを開示することで生き生きとした魔女活・魔術ライフになるよう願っています。