アメジスト,方解石,AIと田舎 魔女暮らし日記 9.29.2021
きみを見ていると、一枚ずつ剥がしながら口の中で溶かしてやりたくなるね。乱反射して飛んでいくその光の先まで逃さず味わって、もちろん光源も残さず戴く。きみがどんな味だろうと構わない。だってすべてが愛しすぎて、独り占めできればいいのだから。
…などとアメジストを見ながら思う。書き出してみたらなかなか官能的かもしれない。でもほんとうに美味しそうなのだよ。
鉱物の形をした琥珀糖が流行ったとき、わたしも真似して作ってみたが、それはそれでいいけどやっぱり本物の鉱物には遠い気がするのだった。
どちらかというと金平糖のほうがちかい。あるいはホッピングシャワーのしゅわしゅわ。わたしがクォーツ系に求めている味はそんな感じ。
この性癖?を会話に出すと驚愕されるのだが、知らないだけで鉱物は身近にある。
どうしても鉱物を食べたくなったとき、しかたなく岩塩を削っているのだが、炭酸カルシウム(方解石や鍾乳石の主成分)も歯磨き粉や錠剤の基剤に使われているしさ。食べてるよ。えびのしっぽも、小あじの骨煎餅も大好き。炭酸カルシウムすき。
とはいえ、方解石をそのまま食べることはできないので、このやり方は無茶苦茶である。
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さて、今日は祭壇を使って動画撮影。
おかげさまでYouTubeにアップしている3分動画シリーズが好評で、どんどん撮影している。3分に慣れると10〜20分の動画が苦痛になってきた。なんだかこんな時代、怖いね。
鉱物を眺めて食べたいと思う人と、どんどんファスト化していく社会を比べると、わたしってばものすごく平和に生きているのだなと実感する。(頭がお花畑という意味で)
このままAI化が進んで、映画のAIみたいに少子化が進んでロボットを養子にしたり。
ガンダムSEEDみたいに遺伝子操作やクローンが生まれて戦争になったりするのかな。
AI彼氏彼女が流行るのだから、幸せを物質に求めない人が多くなっているのは事実で、けれども物質的価値を追い求める人はいるわけで、コーディネーターとナチュラルの戦争みたいな二極化になるのかしら。
時代が便利になる一方で、置き去りにするなにかの代償は将来支払うことになるのかもしれない。ただわたしは、そんな時代でも自然な暮らしをしたいと思うのだ。
コロナでリモートになったから都会に住まなくてもいいという人が増えた。わたしは東京は刺激があって好きだし、住んだら便利だとは思うのだが、わたしが幸せだと感じないだろうなと思う。
わたしの場合、東京に魅力を感じるところはお金を消費することができるからであって、お金がなかったり消費する先がなければ意味がない。ところが今やAmazonで買い物はたりてしまう。なので東京でやりたいことといえば、生のオペラや美術鑑賞くらいかもしれない。
つまるところ物欲があるなら東京は住み心地がいいと思う。きっとわたしはほしいものもなくて、どちらかといえば安さよりも質のいいものが好きだし、長年使えることが重要なので、壊れることを前提としたモノの消費サイクルのなかで生活したくない。気に入らないなら自分で作ればいいとすら思う。なので着るものや食べるものは自分で作っている。
無音は寂しいという人もいるのかもしれない。東京は常に音があるから。
わたしはカフェで勉強ができないタイプで、どうしても周囲の音を覚えてしまってメロディ化してしまう。電車の中の音や息遣いは余計なものまで察知してしまうのでしばらく苦手だった。
田舎は音がない。あるのは野鳥と虫の鳴き声だけ。
このような自然の暮らしがいいとか、悪いとかではなく。
合っているか合っていないか、あるいは耐えられるか、自分らしいのか、ということだと思う。
どうせ都会でもロンドンやアムステルダムがおしゃれだなと思うわたしだけど。結局どの都会に住んでも、その消費活動の一環に加わらなくちゃいけない気がして、面倒に思う。
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家に帰ってから、窮屈になった頭を解放(もうお花畑なのになにを解放するのか?)するため、とりあえずストック毛糸を出してみる。
余り毛糸がたくさんあるので、どんどん消費していかないとな。
そして次のサウィンのサバトのウィッチクラフトは黒猫にしようと思う。
その構想も触りながら頭の中で編み図を作っていく。
あみぐるみはメモを取らないことが多い。だいたい作りたい形をそのように作ることができる。
でもたまに変なものができる。これはカボチャを作ろうとして、よくわからんものになった。
娘「なにこれ?ピーマン?」
蜜猫「ちがーう。カボチャ!」
旦那「えー。はいだしょうこおねえさんが描いたスプーにしか見えない。」
しかたがないので針刺しにした。鋏もよく行方不明になるので、遠慮なく刺せる。
つぎの錬金術は失敗しないようにしないとね。今宵も善い夜を。
ここらへんはめっちゃ好きなんです…どれも泣きます…
ほんとうにこんな時代になるのかもしれない。
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