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勢力図を塗り替えるAI


NVIDIAの決算を目前に控えたきょうはいつも以上にAIという言葉が紙面でも踊っていたにゃ。その中から気になった記事を3zつセレクトしたにゃ。


① 通信不要AI、主戦場に

データ処理が必要なAIを端末上で素早く動かす「エッジAI(きょうのことば)」で先駆ける。米アップルもiPadやiPhoneにAIソフトの搭載を進める。パソコンとモバイルに続く両社の情報端末の新たな戦いはAIに舞台が移った
(中略)
新製品はAIをパソコン内の高性能半導体を使って動かす「エッジAI」の技術を採用した。AIを使う用途を絞ることで通信しなくてもAI機能を扱えるようにした。
(中略)
アップルも負けじと生成AI分野で挽回を図っている。
AI処理を高速化した自社半導体開発を進めている。最新のチップを開発し、5月にはiPadに組み込むと発表した。6月には最新技術を発表するイベントを開き、生成AIとiPhoneの融合について発表するとみられている。

日本経済新聞

もうお腹いっぱいな感じもする生成AIだけど、これまでのブームはまだまだベータ版だったかもしれにゃいですにゃ。MicrosoftのエッジAIを搭載したパソコンをみて、ここからがいよいよ生成AIの実用段階にゃんだにゃと実感。次期iPhoneも生成AIを搭載するとかしにゃいとか。ここ数年はこうした新製品情報へに関心は失われていたけど、久々に興味が湧いてきたにゃ😸


② サムスン半導体トップ交代

焦点は生成AI向けに需要が急増している「広帯域メモリー(HBM)」と呼ばれる次世代メモリーだ。20年前後まではサムスンが開発や量産で先行していたにもかかわらず、生成AIブームでHBM特需が訪れた23年には、SKは最大の供給メーカーに成長していた。
(中略)
チップ積層には絶縁や排熱性能を持つ部材が不可欠で、SKは日系素材メーカーとも共同開発に取り組んできた。そこにAI半導体の盟主となった米エヌビディアと手を組んだことで、HBMの「デファクトスタンダード(事実上の標準)」を握った格好だ。

日本経済新聞

生成AIが台頭する中でフェイク情報も作りやすくにゃってその辺の規制をどうするかという心配事も増えてくるけど、本当の脅威は簡単に業界地図を塗り替えてしまう力を持っていることかもしれにゃいですにゃ。数年前まで一強状態だったAppleも今や時価総額ではMicrosoftに抜かれてるし、半導体産業が盛んな韓国でもAIへの取り組みスピードの違いであっという間に首位が入れ替わってるにゃ。
日本でも半導体関連銘柄の存在感が強まってるけど、今はまだ「ツルハシ」を提供する側が目立っていて、まだ生成AIを活用した商品やサービスで抜きん出てるとこは見当たらにゃいから、次の焦点はそこににゃってくるかにゃ☝️


③ 新興国への進出 生成AIで支援

企業の新興国への進出や事業拡大を支援する情報サービスで、スタートアップの参入が相次ぐ。言語や政治的にハードルが高い地域の情報についても、検索プログラムや生成AI(人工知能)などの技術を駆使して短時間・低料金で提供する。こうした情報サービスは調査会社などが主役だったが、スタートアップも技術力や割安な料金を強みに存在感を高めそうだ。
茨城大学発のDEVELOPTONIA(デベロップトニア、茨城県日立市)は4月、生成AIなどを使って新興国や途上国に特化した情報を提供するサービスを始めた。モンゴルやウズベキスタンなど11カ国を対象に、ニュース記事や政府の統計などの公開情報を基にリポートを作成する。
(中略)
最大の強みは高速性や低料金だ。リポートは500~3000字の範囲で、長くても1分程度で自動作成される。企業の駐在員などが人力で作成するのに比べて時間を大幅に節約できる。月額料金は約3万円で、すでに総合商社の現地法人など4社が導入している。

日本経済新聞

実際に生成AIを使ったサービスを提供する動きは出始めていて、調査に時間とコストがかかる新興国情報を安価に素早く提供するスタートアップが注目されてるにゃ。まだBtoB段階だけど、もっとコストが低減されればtoCにももっと広がっていきそうですにゃ。生成AIにおけるメルカリ的なところが出てくるか、注目ですにゃ👀


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