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強さ、強気に傾斜できる源を探る


きょうは強さの秘訣、一方向に迷わず傾倒できる源について考えさせられる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① NEO-COMPANY 私たちの逆襲(4)1000万円の先に進化の扉

気になるデータがある。今回の調査では、19年度に平均年収850万~1000万円未満だった企業は、年収を上げるほど業績も伸びる傾向にあった。しかし、1000万円以上の企業は賃金と業績の伸びは必ずしも一致しなかった
企業は成長と賃上げのサイクルを回していくなかで時に道に迷う。東芝やシャープなど、業績拡大を狙って踏み切ったM&A(合併・買収)や大型の工場投資に失敗し、後遺症に苦しんだ事例は枚挙にいとまがない。
業績も年収も上がる「高循環型」企業が、年収だけ高い「低循環型」になっては元も子もない。目指すべきは、年収が1000万円を大きく上回り、高成長も持続する「超循環型」企業だ。

日本経済新聞

「強さの源」とは何かにゃあ、と考えたとき、それは間違いなく「人」にゃのです。人への投資が企業の成長を支えている、そんな話をこの記事で見つけたのにゃ。

例えば、日本郵船の大幅な賃上げの話。1996年には賃上げが景気回復に繋がらないと言われていたけど、今では賃上げが社員のやる気を引き出し、企業の成長に繋がっているにゃ。曽我社長の「社員には稼ぐ力を発揮してもらいたい」という言葉は、まさに社員が企業の強さの源であることを示しているんだにゃあ。

さらに、HIOKIやキーエンスの事例を見ても、人への投資が企業の業績を押し上げることが分かるにゃ。HIOKIは給与アップとともに社員が希望するプロジェクトに関われる制度を導入し、業績を大きく伸ばしたんだにゃ。キーエンスは、業績連動の賞与が社員のモチベーションを高め、離職率を低く保っているんだ。

この記事から、強さの源とは「人への適切な投資と評価」であると再確認したにゃ。企業が社員を大切にし、その努力を正当に評価することで、社員も企業も成長し続ける好循環が生まれるんだにゃあ。


② ブラックロック、日本株投資に強気見通し

BIIは「穏やかなインフレの再来、株主重視の企業改革、日銀による慎重な金融政策の正常化」など経済見通しの安定性を指摘し、「最も確信度の高い投資対象の一つ」とした。新しい少額投資非課税制度(NISA)が家計から国内株式への資金流入を促すことも期待するとした。

日本経済新聞

「強さの源」というテーマで考えると、それは「信頼と期待」が鍵なんだにゃ。

ブラックロックが日本株に強気見通しを示したのは、企業の収益改善やインフレの復活、賃金上昇が日本経済にポジティブな影響を与えると見ているからだにゃ。この信頼が企業の成長を支える強さの源になっているんだにゃ。

BIIの評価によれば、穏やかなインフレと株主重視の企業改革、そして日銀の慎重な金融政策が日本経済の安定性を高めているんだにゃ。この安定した経済環境が、投資家にとって安心できる投資対象としての日本株の魅力を高めているんだ。

また、新しいNISA制度が家計から国内株式への資金流入を促進することで、さらに日本企業の成長を後押しすることが期待されているにゃ。このような政策のサポートも、企業の強さを引き出す重要な要素だにゃあ。

信頼と期待が集まることで、企業はさらに成長し、それがまた信頼を生む。この記事から、強さの源は信頼に基づく好循環だということを再確認したんだにゃ。これからも日本企業が信頼を得て成長し続ける姿を見守りたいにゃあ。


③ 円金利の上昇期待が再燃 海外勢、国債3週連続売り越し

背後にあるのは円安だ。「日銀は7月会合で0.1~0.2%の利上げを余儀なくされるだろう」。米ブレークリー・ファイナンシャル・グループのピーター・ブックバー最高投資責任者(CIO)は語る。1ドル=162円の大台が目前に迫る中、日銀が円安抑止のための利上げに動くと予想する。
固定金利と変動金利を交換する翌日物金利スワップ(OIS)市場から、7月会合での利上げ確率を算出すると足元で4割に浮上した。利上げ幅を0.15%と想定する市場の見方を前提に試算した。6月中旬の日銀会合後には2割程度に落ち込んでいたが、利上げ期待の高まりから持ち直している。
大和証券の谷栄一郎チーフストラテジストは「7月の利上げ可能性を低く見積もっている参加者も多い。7月会合に向けてさらに織り込みが高まっていく可能性はある」と語る。

日本経済新聞

「強さの源」というテーマで考えると、ここでの強さは「適応力」と「先見性」にゃ。

円安と金利上昇期待が再燃する中、日銀はその状況にどのように対応するかが問われているにゃ。海外勢が国債を売り越し、金利の上昇を見込んで動いていることから、金融市場は敏感に反応しているにゃ。日銀が7月の会合で利上げを余儀なくされる可能性が高まる中、その政策の柔軟性と適応力が企業や投資家に信頼を与える源となっているんだにゃ。

特に、円安が進む中での利上げ期待が市場に与える影響は大きいにゃ。ここでの日銀の先見性、つまり未来の経済状況を見据えた迅速な対応が求められているんだ。金融政策の正常化を目指しながらも、市場の動向を適切に予測し、それに基づいた行動を取ることが、日銀の強さの源となっているにゃ。

この記事から学べるのは、適応力と先見性が、金融市場や経済全体の安定と成長を支える重要な要素であるということにゃ。日銀がこの2つの強さを発揮し続けることで、円安や金利上昇といった難局を乗り越え、日本経済の信頼を維持していくことが期待されるんだにゃ。


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