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ちょっと気になるデータの変化


きょうはちょっと気になるデータの変化がいろいろ見られたので紹介するにゃ。

① 求人の伸び 足踏み

季節調整済みの有効求人倍率は23年1月の1.35倍から次第に下がり、12月には1.27倍となった。23年中は10月を除いて前月を上回らなかった
(中略)
都道府県別に12月の水準をみると、千葉県(0.96倍)と神奈川県(0.89倍)は受理地別で1倍を下回った。(中略)
これまで人手不足とされてきた業界にも変化が出てきた。製造業や建設業は3月以降の新規求人が前年同月比で減り続け、製造業では10%以上落ちた月が6カ月に上った
高騰する原材料費に資金を回すため新たな求人を控える動きがあるという。

日本経済新聞

きのうの夕刊では2年連続で上昇したと前向きな見出しだったけど、一夜明けてトーンダウン⤵️ 去年を前月比で比較していくと気付かないレベルで下がり続けていて、千葉とか神奈川ではついに1倍以下に🙀 首都圏でこの水準ってのがびっくり🫢 どうも原材料の値上がりで人件費に回す余力がなくにゃってきてるみたい。
単にゃるノイズと片付けるにはちょっと大きすぎる印象もあるから、賃金と物価の好循環が続くかどうか、ちょっと心配にゃ😿

② 地方での資金需要、急拡大

日銀によると、第二地銀の預貸率は直近の2023年11月時点で80.3%と、1年前比で1.1ポイント上昇した。80%を超えるのは01年4月以来になる。22年に入ってからじわりと上がってきた。
(中略)
コロナ禍からの経済再開で商品の仕入れなどに使う運転資金の必要性が高まり、設備投資の資金需要は拡大している。日銀によると22年度の全産業の設備投資額は前年度比9%増、23年度は13%増を計画する。「コロナ禍で落ち込んだ需要がようやく回復し、中小企業では人手不足を補うための設備投資や温暖化ガス削減に向けた環境関連の設備投資が増えてきている」(関東地区地銀)

日本経済新聞

去年散々聞かされてきた「◯◯年ぶり」というフレーズはまだまだ今年も多く聞かれそうにゃ。地方銀行で貸し出しが増えてて23年ぶりの水準に⤴️ 
最初の記事ではどうも首都圏で求人が鈍ってきて話だったけど、こちらは地方で需要が旺盛ににゃってる様子が伺えるにゃ。出遅れていた分、今年はある程度、都会よりも地方での盛り上がりも期待できそうですにゃ😸

③ 農産品輸出、11年連続最高

農林水産省は30日、2023年の農林水産物・食品の輸出額が前年比2.9%増の1兆4547億円になったと発表した。11年連続で過去最高を更新した。8月から日本産水産物を禁輸した中国向けが落ち込んだ一方、米国や香港向けが伸びた。
国・地域別で見ると米国向けが2062億円と6.4%増えた。米で急激なインフレが一服し、消費が上向いたことが追い風になった。中国の禁輸措置を受けた代替の輸出先となり、ホタテも増えた。香港向けは13.4%増の2365億円だった。真珠がけん引した。

日本経済新聞

これも地味にすごいというか、日本は食料自給率が低くて輸入に頼ってるっていうイメージだけど、実は輸出も11年連続で増えてるんですにゃ⤴️ 金額にして1兆5000億円弱、製造業の規模には及ばにゃいかもしれにゃいけど、銘柄選別をする際にもちょっと頭の片隅に置いておきたいデータですにゃ。


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