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新世界の新基準


きょうは迫りくる新世界の新基準について見ていきたいと思いますにゃ。


① 銅、EV・AI需要で最高値

中長期的に銅の需要が増大するとの見立てから、マネー流入が続いている。まず脱炭素社会への移行だ。銅は電気を通しやすくEVの心臓部にあたるモーターやワイヤハーネス(組み電線)などに銅素材が使われる。EVの場合、ガソリン車の約4倍の銅が必要だ。
太陽光発電と風力発電でも大量の送電ケーブルに使用する。米ゴールドマン・サックスの5月時点の試算によれば脱炭素向け需要は25年に世界の銅需要の12%にあたる403万トン、30年には695万トンに伸びる
次に生成AIの開発競争も需要増大の思惑を生んでいる。世界各国ではAI普及を見込んでデータセンターの増設が進んでいる。データセンターへの電力供給などに銅を使った送電ケーブルが大量に必要になる。
あらゆる製造業で使われる銅は、価格動向が世界経済の変調をいち早く映すとして「ドクターカッパー」と呼ばれてきた。ここにきて新たな異名が注目を集める。ゴールドマンが指摘した「カッパー・イズ・ザ・ニューオイル」論だ。21年のリポートで「銅無くして脱炭素無し。銅需要の急増は在庫を枯渇させるリスクがある」と述べた。

日本経済新聞

新世界では銅が石油並みの重要資源に🥉 EVや脱炭素に向けて大量の銅が必要になることを見越して銅価格が急上昇中⤴️ 今後本格的に中国景気が回復すれば投機的な動きにも拍車がかかりそうですにゃ。
けど、まだ市場では疑心暗鬼な一面も垣間見えるにゃ。例えば、銅価格に売上が連動しやすい銘柄のひとつ、泉州電業はきのう前場で大きく株価が上昇し初の6000円台にタッチしたけど、勢いは続かずいってこいな感じに。でも上昇基調は続いてるから期待はできそうにゃ😸


② 長期金利11年ぶり高水準 インフレ期待が押し上げ

落札利回りから市場参加者が見込む今後10年間の予想物価上昇率(ブレーク・イーブン・インフレ率=BEI)を算出すると1.5%に達した。市場参加者が今後10年間、毎年平均1.5%のインフレ率が続くと見込んでいることを示す。日本がデフレから脱却し、大きく変わると想定し始めたことがうかがえる。
(中略)
目先の焦点は長期金利がアベノミクス下での最高水準である1%を付けるかどうかだ。松川氏は「節目の2%を超えて上昇する30年債利回りのように、長期金利も1%を超えてしばらくとどまる可能性はある」としつつ「長い目で見れば1%台では需要が集まり、金利上昇はこの水準で止まると想定している」と話す。

日本経済新聞

今後10年の物価上昇率の予想が1.5%に。もはや脱デフレは既定路線。デフレから解き放たれた新世界にすでに突入してると言ってもいいかもにゃ☝️ ただ、金利が上昇してるとは言えドル円相場への影響はほぼ皆無と言った状況で、アメリカ次第な状況に変わりはない模様ですにゃ。


③ 【スクランブル】中国関連株、光る軌道修正

改革開放政策が始まって40年あまり。老朽化が目立ち始めた設備の更新需要にも注目が集まる。中国政府は3月、投資と消費拡大を狙って大規模設備の更新などを支援する政策を打ち出した。
中国の研究機関によると、23年の工業や農業など重点分野の設備投資は4兆9000億元(約105兆円)。重点分野の設備投資を27年までに25%以上増やす計画だ。市場ではファナックなど機械メーカーに恩恵があるとの見方がある。ファナック株は3月末比で12%高だ。
「多くの日本企業は中国進出後20~30年を経て、それぞれの持ち場、稼げる領域を確保して新たな取り組みに臨んでいる」。中国に進出する日本企業でつくる中国日本商会の本間哲朗会長(パナソニックホールディングス副社長)は強調する。

日本経済新聞

中国でも設備投資需要が増えそうな兆候が。日本では省力化や生産の国内回帰、中国では老朽化による更新需要がやってきそうですにゃ。中国政府も大規模な設備更新を支援する政策も打ち出してるそうで、ファナックとか一時期大幅に売り込まれた中国関連銘柄にとっては朗報ですにゃ☝️ 中国比率の大きい中小型株で出遅れてるようなところはチャンスかにゃ?

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