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当てが外れる


きょうは前提としていた当てが外れたときにどう対処したらいいのか、考えさせられる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 【Deep Insight】テスラの踊り場とアップル

結局、EVには半導体の世界でいう「ムーアの法則」が作用しない、との判断になる。半導体ではコンピューターの性能を左右するトランジスタ素子の集積度が2年で倍増する、という超高速の技術革新が進む。一方、自動車は価値を左右するのが車体、とりわけエンジンや電池だ。進化の速度は比較的ゆったりしている。
例えば、トヨタ自動車の「カローラ」はガソリン1リットルあたりの燃費効率が20キロメートル前後で、50年前と大きな差がない(当時の発表資料で比較)。EVでも電池から取り出せるエネルギー量(エネルギー密度)の増加ペースは2000年以降で、年間3~5%ほどしかない。
この差はIT(情報技術)企業にはもどかしい。言い換えるなら、ムーアの法則は時間の経過とともに「指数関数」的な成長を約束するが、電池の進歩はそうではない、ということだ。

日本経済新聞

AppleがEVから撤退した理由として一番納得できる考え方にゃ☝️ 車もEV時代ににゃれば走行性能よりソフトウェアが重要なアイテムににゃると言われてるけど、にゃかにゃか消費者側でそういったシフトが起きずに当てが外れた、というところかにゃ? 電池性能も20年で数パーセントしか成長してにゃかったんですにゃ🙀 中身と入れ物の進化のスピードが合い始めてようやくEVも普及し始める感じかにゃ?


② 【スクランブル】日本株に原油高の重荷

実際、WTIが1バレル80ドルを超えている期間が長かった22年は日経平均の上値は重く、年間で9%下落した。自動車が12%安など、原油高が減益要因となる業種の下げが目立った。
22年に原油価格が急騰するきっかけとなったのは、ロシアによるウクライナ侵略だ。地政学リスクのほか、円安・ドル高の進行が日本の輸入物価を一段と押し上げ、企業のコスト増につながる構図が株価の下落要因となっている点が、当時と今で共通している。
株の値動きも似ている。1日に起こったイスラエルによるとみられる在シリア・イラン大使館への空爆前から15日までの約2週間で、日経平均株価は1100円以上下がったのに対し、ウクライナ侵略が起きた22年2月下旬から2週間で約1700円下げた。

日本経済新聞

順調だった日本株の先行きにも当てが外れ始めたにゃ。安定して推移してた原油価格の雲行きが急激に怪しくにゃり、ロシアによるウクライナ侵攻があった2022年の再来か? WTIが80ドルを超えると上値が重たくにゃってるのは今と重なるにゃ😿 期待されていた内需系への見通しも少し修正が必要かにゃ? いずれにせよ、どんどん株価が上がっていくフェーズは一休みににゃりそうだから、逆に言えばじっくりと銘柄を選別できるチャンスにもにゃりそうですにゃ。


③ 再エネ・原発 拡大どこまで

足元で電源の7割を頼る火力発電に使う石炭などの化石燃料は多くを輸入に依存する。太陽光や風力の発電に用いる中核部品も中国や欧米企業の製品に頼らざるを得ない。再生エネの新技術に関する国内産業を育成し、供給網を強化して、輸入に過度に依存しない体制を整える必要がある。
原発の再稼働や新増設に道筋をつけることも欠かせない。
再生エネの新技術では、日本発の曲がるほど薄い新型太陽電池「ペロブスカイト」や、深い海域にも設置できる浮体式の洋上風力発電などがあげられる。国土が狭いため、既存の太陽光や風力の平地での適地が限られる日本において、再生エネ拡大の切り札とされる。

日本経済新聞

そんにゃ中でひとつ注目のセクターとしては電力関連が挙げられるにゃ。生成AIとかで電力需要も急増することが見込まれている中で、火力依存の電源構成からの脱却を目指さにゃきゃいけんがいという難題😓 電線商社の泉州電業とかは銅価格の値上がりと相まってすでに大きく上昇していて、息の長いテーマとして電力関連は期待できるかにゃ?

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