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思い込みに気づく


きょうは自分の中に「思い込み」がにゃいか常に気を付けたいと思わせる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。

① 【FINANCIAL TIMES】脱炭素を阻む思い込み

読者の皆さんは、地球温暖化と闘うために家計所得の1%を毎月寄付する意思がある人がどれくらいいると思っているだろうか。
ヒントを出すと、世界の人口の20%とか40%ではない。2月上旬に発表された欧州の経済学者4人の驚きの研究結果によると、69%だ。
ここで「驚きの」と言ったのは、世界125カ国で計13万人を対象に実施した研究の分析では、調査対象者の大半がその数字が69%を記録するとはこれっぽっちも思っていないことがわかったからだ。
どれくらいの人が寄付する意思があると思うかを予想してもらったところ、平均で43%だった。調査対象者の89%が地球温暖化と闘うために政府がもっと対策を取ることを望んでいるにもかかわらずだ。
論文の共著者であるテオドラ・ボネバ氏の言葉を借りるなら、「世界の大多数は気候変動と闘いたがっているが、その多数派が自分たちは少数派だと思っている」ということになる。

日本経済新聞

最近、後退している印象の強い脱炭素に向けた動き。そんな風潮もあってか、環境を重視する人たちも減ってるんじゃにゃいかと勝手に思ってたけど、実はそうでもにゃかった、という興味深いお話🧐
環境に限らず、言葉だとか空気だとか印象だけに流されず、数字というファクトをしっかり見て物事を判断していきたいものですにゃ。株式市場で言えば、一時の流行りだとか雰囲気だけで買いか売りかを決めつけず、根拠となる数字を自分で探してきて、その手触りで選別できるようにしていきたいですにゃ😼

② 日銀は3月にも 物価目標の実現が見通せる?【プロの眼】

テレビ東京「Newsモーニングサテライト」より

コアインフレ率の要因を分解すると、ほぼ賃金も上昇率で説明できてしまうという、きょうのモーサテのプロの眼をみて、勝手に原材料価格だとかそういう要因の方が大きいんだろうなと思い込んでたことに気付かされたにゃ🫢 
とはいえ、賃金が2%上がったからただちに物価も2%上がるわけではなく、2%の物価目標を達成するには5%必要にゃんだとか。

モーサテより

で、実際に達成できそうなのかどうかというと、去年末のアンケート調査結果でみると、4%にも達していにゃいからおそらく難しいとにゃ😿
それゆえにマイナス金利を解除したとしても、緩和的な政策は続けていくことになると言っていたにゃ。果たして…

③ 高金利通貨に対し円安進行

キャリー取引で重要なのは、調達する通貨の予想変動率が安定している点だ。特に借りた通貨が高くなると、金利差で稼ぐ以上の損失を被るリスクがある。円・ドル相場の3カ月物の予想変動率は20日に年率で8%台前半と、23年11月下旬以来の低水準を付けた。予想変動率は市場で流通するオプション価格から算出する。
金利差に対して予想変動率が低下するとキャリー取引の魅力度は増す。
日米の3カ月金利差を予想為替変動率で割った「キャリー・リスク比率」をみると、16日に0.6を上回り23年12月上旬以来の水準を回復した。対ドルでのキャリー取引の魅力度上昇は、基軸通貨のドルを介して取引することが多い他通貨に対しても波及しやすい。
23年の円安をもたらしたのもキャリー取引だった。11月中旬までは円相場が膠着感を強めるなかで円キャリー取引が拡大したことが、1ドル=151円台や1ユーロ=164円台まで円安が進む原動力の一つとなった。

日本経済新聞

アメリカが利下げに向かう中で円高方向に行くだろうという年初の大方の思い込みも見事に外れてる円相場💴 その背景を探る上で「キャリー・リスク比率」という新しい指標が使われてたにゃ。相場が安定してればしてるほど円は売られやすいという指標で、どうも最近出てくるデータ全部が円安を正当化するようなものばかりで、本当に160円もありえにゃい話ではにゃいんじゃにゃいかと思っちゃうにゃ🙀

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