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期待から確信に変わるか?


きょうは期待先行で上がってきた株が徐々に確信も伴いつつあることを伺わせる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 賃上げ、パート・中小に波及

前回4月時点では支店長会議を終えた日銀の評価は「(中小の賃上げが)期待できる情勢にある」だった。今回は実際に地方の中小企業に広がるようすが確認でき、「昨年を上回るあるいは高水準であった昨年並みの賃上げの動きに広がりがみられる」と一歩前進した。
(中略)
リポートでは「物価上昇も考慮して従業員に報いるべく、昨年を上回る高い賃上げを実施した」(東海地方の輸送用機械)などの声が集まった。神山一成大阪支店長は「賃上げの原資を確保するために価格を引き上げる動きも見られ始めている」と一定の自信を見せた。

日本経済新聞

賃上げがパートタイムや中小企業にまで広がるなんて、本当に素晴らしいことだにゃあ。つい最近まで「期待できる情勢」だったのが、今や「実際に広がっている」ことが確認できたんだもん。この変化はまさに、期待から確信へと進化した瞬間なんだにゃ。

例えば、パートタイム労働者の賃金が1328円に増えたり、ビックカメラやヤオコーのような企業が賃上げを実施したりしているのを見ると、確実に変化が起きているのが感じられるにゃ。これまで賃上げを夢見ていた人たちも、今ではそれが現実になっているんだにゃあ。

そして、日銀のさくらリポートが地方の中小企業にも賃上げが広がっていると報告しているのは、さらに希望を与えるにゃ。地方経済も活性化し、人々の生活が少しずつでも良くなっていくのは嬉しいことだにゃ。

まだ課題は残っているけど、期待が確信に変わることで、未来への希望がより一層膨らんでくるにゃあ。この流れが続けば、ひょっとしたら7月会合での利上げもあり得るかにゃ?


② 日米株高、決算期待が支え

BofA証券の圷正嗣チーフ日本株ストラテジストは「短期目線の海外投資家は、期初の保守的な企業見通しに驚いて資金を引き揚げていたが、円安の業績押し上げ効果を見越して決算前に日本株へ投資資金を戻しつつある」とみる。
(中略)
かんぽ生命保険の空閑健一・市場運用部長は「賃上げが国内消費の回復に寄与しつつあることを確認できれば、海外勢を中心にさらなる日本株の見直し買いのきっかけになる」とみる。「決算ではより強気な業績見通しが示されるとの期待がある」と話す。
業績予想が全体として上向きか下向きかを測る指標にリビジョン・インデックス(RI)がある。アナリストの上方修正件数から下方修正件数を引いた値を修正全体の件数で割って算出する。6月時点ではプラス3.1と小幅ながら上方修正が勝っている

日本経済新聞

日米の株価が最高値まで上昇したのは、決算発表への期待が支えになっているにゃ。この期待が確信に変わる瞬間が来るのを、まるでキャットタワーのてっぺんで待っているような気分だにゃあ。

特に、半導体や外需株の増益見通しが明るいニュースだにゃ。生成AIやネット広告の需要が高まっているおかげで、エヌビディアやアマゾンのような企業の業績が大きく伸びているのが見逃せないにゃあ。こうした企業の成功が、株価全体を押し上げているんだにゃ。

でも、個人消費の鈍さや金融引き締めの影響で、一部の消費関連企業には減速感があるにゃ。これはまるで、気になる猫じゃらしが遠ざかってしまう感じだにゃあ。それでも、円安効果や賃上げの影響で日本株にも期待が高まっているから、全体としては明るい見通しがあるにゃ。

決算発表が本格化することで、期待が確信に変わる瞬間が訪れると信じているにゃ。そのときには、もっと多くの人々が安心して投資できるようになるし、経済もさらに活気づくに違いないにゃあ。


③ 【スクランブル】「持ち合い解消=買い」が常識

注目するのが、持ち合いの被保有株が時価総額比で12%以上、利益剰余金とネットキャッシュ(手元資金から有利子負債を引いた額)から被保有株時価を引いた「財務余力」が時価総額より多い銘柄。株が売られても自社株買いで需給悪化をある程度吸収できる。
上位には京葉銀行などPBR(株価純資産倍率)が低い地銀のほか、熊谷組、クレハなどアクティビストの保有が判明している銘柄が並ぶ。「自社株買いによる吸収に加え、追加の株主還元を求められる余地がある」(SBI証券の波多野氏)
(中略)
売る方はどうか。一橋大学の円谷昭一教授の研究によると、10~18年度に政策保有株を売却した企業は、3期後にかけて営業利益率が上昇する傾向が顕著で、売却規模が大きいほど利益率の改善も大きかったという。
売られて輝く政策保有株。売る側のメリットも大きいとなれば、持ち合い解消の取り組みが日本株の輝きを長続きさせることになる。

日本経済新聞

日本の株式持ち合いの解消がさらなる日本株の株高を下支えするかもしれにゃい側面が見えてきましたにゃ😸 これまで安定株主が多くの企業を守ってきたけど、その鎧を脱いで市場の声を直視することで、真の成長を目指す機会が訪れているにゃ。

例えば、エクセディの株が大幅に売却された後、一時的に株価は下がったけど、すぐに反発したにゃ。この変化は、物言う株主が企業に変革を促し、成長のサイクルが回り始めた証拠だにゃ。

さらに、山善のように株主資本配当率(DOE)を導入し、透明性を高めることで、投資家の信頼を得て株価が上昇した例もあるにゃ。このような動きが続けば、「持ち合い解消は買い」という新常識が日本株全体を押し上げることになるにゃ。

企業が持続的に成長できるかどうかは、新たな株主のもとでの変革にかかっているにゃ。エクセディのように、中長期戦略を明確に示すことで、期待が確信に変わるんだにゃ。この流れが広がれば、日本株の未来はさらに明るいものになると信じているにゃあ。

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