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地方銘柄の持続可能性


きょうはまた「消滅可能性」のある市町村の記事が踊っていたけど、そんな地方こそキラリと光る企業がたくさんあるということを紹介したいにゃ。


① 小さくても勝てる(4)国内生産へ回帰

プリント配線板製造の京写は九州工場(熊本県玉名市)を同市内で移転、新設する。現在の倍近い約2万8千平方メートルの土地を予約済みで、26年の稼働を目指す。
九州工場は片面板と呼ぶプリント配線板を生産する。片面板の世界シェアは約10%と首位で、材料価格の上昇分を価格転嫁できるという。児嶋一登社長は「人件費の安さだけを求めて海外に行く時代ではない」と話す。日本に最新設備を導入し、首位の座を固める。
(中略)
年商244億円の医療機器メーカー、マニーの経営には、国内に336万社ある中小企業がしたたかに生きるためのヒントがある。「医療機器以外扱わない」「ニッチ市場以外参入しない」といった4つの「やらない経営」を徹底している。
「何をしないか決めることは、何をするか決めることと同じくらい大切」。アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏の言葉だ。マニーは大企業と競合しにくい市場に照準を定め、売上高営業利益率は30%に達する

日本経済新聞

地方銘柄の魅力としてはまず、ニッチトップ企業が多いことが挙げられるにゃ。大都市と比べれば何かと不利になることが多いんだろうけど、その逆境を跳ね返そうという力が特定の分野で突出する源泉ににゃってるのかにゃ? 始めから東京の会社とかを外して地方限定でスクリーニングすれば、意外とサクサクとこういったお宝銘柄的な企業に出会えるので、おすすめしたいやり方ですにゃ☝️


② 【銘柄診断】コメリ、一時17年ぶり高値

24日の東京株式市場でコメリ株が一時前日比11%高の3800円まで上昇し約17年ぶりの高値をつけた。23日の2024年3月期連結決算発表と同時に最大20億円の自社株買い計画を発表。株主還元の強化を好感した投資家の買いが集まった。
25年3月期の純利益予想は前期比11%増の152億円と、事前の市場予想平均を2億円上回った。52カ所の新規出店を目指すほか、プライベートブランド(PB)商品の開発を強化する。24年3月期の売上高に占めるPB商品の比率は47.7%と高く、採算のよいPB商品が寄与する。

日本経済新聞

地方銘柄もうひとつの魅力が、キャッシュリッチ企業も比較的多い点。折しも資本効率を意識した経営に注目が集まるいま、その余力を蓄えている企業が地方にはたくさんあるにゃ。しかも、地方銘柄への注目度や期待値はそんにゃに高くない分、ちょっとした好材料で今回のコメリみたいに急騰する可能性も期待しやすいにゃ😸 それ以上に、華やかな成長株みたいに過度な期待が織り込まれてにゃい分、大きく下落する可能性も相対的に低くて、安心して買いに行けることも魅力的ですにゃ。


③ 〈地域発 光る企業〉モロゾフ、あえて社名隠す

モロゾフは1931年に神戸のチョコレート店から始まった老舗の洋菓子メーカー。日本で最初にバレンタインの日にチョコレートを渡す風習を広めたとされる。
(中略)
いちよし経済研究所の吉田正夫主任研究員は「売上高はバレンタインシーズンへの偏りが大きいが、平準化に取り組めている」と評価する。
株価は2月29日にバブル崩壊後の実質的な最高値4475円を付け、現在も4000円前後で推移している。
今後、神戸市と千葉県船橋市の工場で焼き菓子の生産ラインを増やす。28年1月期までに年間で最大40億円分の増産を可能にする。
吉田主任研究員は「プレミアムスイーツの市場規模は約2兆円ある。トライアンドエラーで新しい焼き菓子を展開し、販路拡大できれば伸びしろはある」と分析している。

日本経済新聞

最後はあまり株価そのものには影響しにゃいことにゃんだけど、意外と国内初とか世界初の何かを手がけた企業も割りかし多いにゃ。神戸を地方と言っていいのものか悩ましいけど笑、バレンタインを日本で広めたのは神戸のモロゾフだったんですにゃ〜😻 老舗って旧態依然としたイメージが付きまとうけど、モロゾフみたいに変化を厭わにゃいような姿勢が見えるところはより魅力的に映りますにゃ。


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