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いろいろな指標が予想を上回っている


きょうはいろいろな指標が良くも悪くも予想を上回ってきてることを示す記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 大手賃上げ、5%超相次ぐ 人材確保に配分

24年の全産業の賃上げ率見込みは、1月時点で民間予測平均で3.85%。連合がまとめた23年実績の3.58%を0.3ポイント近く上回っていたが、足元での積極的な労使の姿勢に予測の上方修正が相次ぐ。
野村証券は3月11日時点で「4.6%程度」とし、23年11月時点の「3.9%」から断続的に引き上げた。ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査部長は「全体平均で平均5%の賃上げ率もあり得る」との見方を示す。
(中略)
みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井才介主席エコノミストは実質賃金の改善時期も前倒しした。「中小や物価高の鈍化ペースによるが、早ければ24年7~9月にもプラスに転じることもあり得る」とみる。今後、夏ごろにかけ、賃上げ余力の低い中堅・中小企業による労使交渉が本格化する。

日本経済新聞

賃上げ要求の満額回答どころか要求を上回る額を提示する会社も少なくにゃく、こちらは純粋にいい意味での上方修正が相次いでるにゃ⤴️
事前の予想だと3%台後半が多かった印象だから、インパクトの度合いとしては非常に大きいですにゃ。デフレ脱却へまさに重要な局面に差し掛かってるにゃ😼

② 米金利、粘着インフレ警戒

来週19~20日にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)が控える。直近ではアトランタ連銀のボスティック総裁が連続利下げに否定的な見方を示している。FOMC後に公表するドットチャートでFRBが年内の利下げ見通しを2回に引き下げるようなことがあれば、上昇基調にある株式相場が再調整を迫られる可能性も出てくる。
「市場は実によく持ちこたえてきたが、FRBが利下げ観測を後退させた場合、市場がそれに対応できるかどうかは見通せない」。米運用会社フォートピット・キャピタル・グループ最高投資責任者(CIO)のダニエル・アイ氏はこう警戒する。

日本経済新聞

こちらは悪い意味での上方修正とにゃった🇺🇸CPIを受けて、利下げ見通しも当初FRBが示していた「3回」へと市場もさや寄せしてきてるにゃ。焦点はその3回が維持されるかどうか、インフレが収まらず「2回」になろうものにゃら大変なことに🙀 大統領選もあるし、年後半は波乱に備えておいた方がいいかもですにゃ。

③ 【Deep Insight】AI到来、電力はどうする

局所的な増加にとどまらない。生成AI(人工知能)の利用拡大やDC、高性能半導体のニーズが電力需要を押し上げる。電力広域的運営推進機関のとりまとめによれば、減少続きだった全国の需要は24年度以降に増加へ転じる。DCや半導体工場の需要などを織り込むと、33年度に4%増える。
(中略)
発電量に占める再生エネの比率は足元で20%だ。仮に50年の電力需要が1.3倍に増え、再生エネの比率を60%に引き上げるなら、発電量を足元の約4倍、70%なら5倍近くに増やす必要がある。
30年度を想定した現行の政策目標にならい、50年に供給の2割を原発で確保するなら10~20基の新設が必要だ。11年の東電福島第1原発事故前の発電量に迫る。いずれも相当な覚悟を伴う数字だ。

日本経済新聞

こちらは良くも悪くもあり、減少が見込まれていた国内の電力需要が増加へ上方修正⤴️ 電力増強により関連産業は活気付くだろうけど、供給が追いつかにゃかったり、脱炭素に逆行するようだと一概にいいとも言い切れず… ひとつ言えるのは、アメリカでにゃかにゃかインフレが収まらにゃいように、こうした供給制約は起きやすい構造ににゃってきてるから、先を見通す上でも発想の転換が必要ににゃってきそうですにゃ😾


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