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日本株リセット


きょうは日本株の見方がいったんリセットされたかにゃ?と思わせる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 上場企業、今期4%減益予想

増収を見込みにくく、費用が増えやすい現状では競争力の差が鮮明となりそうだ。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩氏は「賃上げをした分、値上げもできるといった個社の競争力や戦略がより問われる局面になる」と指摘する。
(中略)
業績が伸びにくいとの見方から、一時4万円を超えた日経平均株価は上値が重い。「会社の予想は保守的。今期も増益基調とみる投資家は多い」(野村証券の神谷和男氏)との声が上がる。24年3月期も期初時点で3%だった増益率は、最終的に18%まで伸びた。今期も為替要因を含め、業績の上振れ余地は残る。

日本経済新聞

年初から続いてきた期待感からするとすごく物足りにゃい決算、ガイダンスの弱さが際立ってしまいましたにゃ😿
減益の要因は中国景気の弱さと円安効果の剥落、少しプラスの面で言うと設備や人的資本への積極投資。
インフレでもれなく増収増益ににゃるボーナスステージが終わって、いよいよ生き残りをかけた本当の戦いが始まった、といったところかにゃ? しっかり決算を読み込んで投資するスタイルをとる人にとっては腕の見せどころ? 上がりすぎて買えにゃかった銘柄にも手が届きそうにゃタイミングも来るかのですにゃ😼


② 日本株、薄れる存在感

要因の一つは急激な円安だ。指数の動きをドル建てでみると日本は19年末比1割高で、ACWI(4割高)に見劣りする。円建てでは6割高だが、対ドルの円相場が1990年以来の安値水準となった影響を受けた。
時価総額もドルでみれば目減りする。みずほ証券の永吉勇人チーフクオンツアナリストは、ACWIに占める日本株の時価総額比率は今回0.054ポイント下がり、5.19%になると推計している。

日本経済新聞

もうひとつリセットというか、円安も行きつくところまで行き尽くして、悪い影響が出まくって円安=エンジェル的な発想はだいぶ薄まってきたかにゃ? 海外投資家から見ても円高の方がドル建てで見れば嵩上げされるメリットはたびたび指摘されてきたから、本格的にそういうフェーズに入れば再び4万円台もあり得るかにゃ😸


③ 【スクランブル】株主還元強化、日本株支え

もっとも長期目線の機関投資家からは「還元姿勢だけでは評価できない」との声は根強い。生命保険協会が主要企業・機関投資家を対象に23年秋に実施した調査によると、株主還元の安定性について企業側の8割が重視すると答えたのに対し投資家側で重視するとの声は2割にとどまった。
DOEは「自己資本利益率(ROE)×配当性向(DPR)」に分解できる。欧米と比べ日本企業は配当性向では見劣りしていないものの、ROEで大きく水をあけられている。
ファイブスター投信投資顧問の大木将充取締役運用部長は「結局は事業を成長させ、収益力を高めることが還元の拡充につながる。資本を削ってまで配当を出すような企業は長期的視点では評価できない」と指摘する。

日本経済新聞

最近の決算を見てると増配とか自社株買いとかすると大きく株価も反応してる印象が強いから、にゃんだかんだで還元余力があるかどうかはやっぱり大事なファクターですにゃ☝️ またこれも最初の記事で言われてたことと重なるけど、最終的には中身が大事で還元するにしてもしっかりと成長と両立できるかどうか、その見極めにかかってますにゃ。

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