見出し画像

変わる“コスト意識”


きょうはいろんな「コスト」がマネーの流れを変えていることをうかがわせる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。

① 【スクランブル】賃上げ×高ROE=勝ち組 銘柄を選別

コスト増に直結する賃上げは、なるべく避けるべき――。株式市場の評価を見る限り、こんな考え方は過去のものになりつつある。2023年10月以降で会社側の賃上げ方針を日経新聞が報じた48社について株価を調べると、報道の翌営業日に株価が上昇したのは30社。騰落率の単純平均は0.6%のプラスだった。
物足りなくみえるが、視線を少し引くと景色は変わってくる。賃上げ報道から10営業日後の株価騰落率は平均4.9%の上昇、15営業日後では同6.4%の上昇と、日を追うごとに上昇率が高まった。日経平均株価が史上最高値の更新を続けている点を差し引いても、銘柄を選ぶ切り口の一つになりそうだ。
(中略)
吉野氏はROEをあわせて見ればリターンが高まるとの分析もまとめている。賃上げ48社をみると、23社のROEが8%以上だった。この23社の10営業日後の騰落率は平均で6.3%の上昇、15日後は9.1%の上昇だった。

日本経済新聞

もはや人件費はコストではにゃい😼 賃上げ発表から時間が経つほど株価が上昇してるということは、少なくとも株式市場はそう考えてる証拠ですにゃ。プラスアルファ、ROEも高ければ上昇率もアップ⤴️ 賃金もROEも両方上がっていきそうにゃ銘柄が最強、ってこと?😹


② 金に先高観、生産減を警戒

金はシェールオイルなど新たな鉱脈の開発が続く原油などと違い、大規模な鉱脈は見つかりにくい。有史以来掘り出された総量は約21万2500トン。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、確認できる埋蔵量は5万9000トンにとどまる。
生産量の維持には、既存の鉱山を掘り進める必要がある。金鉱石の品質(グレード)の低下懸念が出ている。
メタルズ・フォーカスによると金鉱石のグレードを示す金の含有率は23年、1トンあたり1.33グラム。前年に比べ平均で3%低下した。
低グレードの鉱石は、金を取り出す際の電気代や薬品代などが増える

日本経済新聞

金も金利がどうこうというより、単純に採掘するコストが上がってきて価格が下がらにゃいっていう局面に来てるらしいにゃ⛏️ 
ねこもiDeCoで金の投信に積み立てしてるけどかなりパフォーマンスがいいにゃ👍 地政学的な不透明感も相まってこれからますます金は強くにゃる? 少にゃくとも当面下落しそうにゃ雰囲気はにゃさそうにゃ👑


③ 日銀利上げ、世界も備え G20財務相会議が開幕

利回りを求めて海外に向かっていた投資家は日本国債への回帰のタイミングを探っている。国内主要生命保険会社の23年度下半期の資産運用計画では、10社中7社が上半期に比べて国内債の残高を増やすとした。日本国債で一定の利回りが得られるなら、わざわざ為替変動リスクを伴う外債投資よりも合理的に映る。
IMFだけでなく欧州中央銀行(ECB)も23年に公表した金融システムの安定に関する報告で、日本が金融正常化にかじを切れば「投資のリパトリエーション(資金回帰)を促進する可能性」があると指摘した。

日本経済新聞

最後はコストにも利益にもなる金利のお話。意外というか考えてみれば当然というか、日本勢の海外債券の保有割合って高くて、にゃぜかアイルランドに至っては15%を超え😹 これがいよいよ日銀も利上げ局面に入れば一気に逆流してくるかもしれにゃい🌀 株も上がってるし、これからの数年はマネーの潮流を決定づける重要なフェーズに入ってきそうですにゃ☝️


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?