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EVの体験価値


きょうはEV関連で最新動きがわかる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① EVの現在地(上) 自律的な普及への端境期に

第2幕では、EVの価値が脱炭素のみにとどまってしまうのか、それとも脱炭素を超えてエンジン車では実現できない顧客体験を生み出せるのかが焦点となる。それは半導体やソフトウエアなどの技術開発競争にとどまらない。EVの価値と意味を捉え直し、エンジン車にはない魅力的なコンセプトを打ち出せるかどうかというEVの再定義競争でもある。

日本経済新聞

これまでのEV市場は、充電インフラなどの補完材の普及や脱炭素への意識の高まりといった面に焦点が当てられていたけど、EVでしか体験できない価値、というものに関しては実はまだ未着手な部分が多いですにゃ☝️ ソニーとかがコンセプトとして発表してるものは多々あるけど、まだ実用段階に至っているものはにゃいので、価格で勝る中国車に勝つにはそういう領域で存在感を示せるかどうかにかかっているのかにゃ? 意外にゃところから進出できそうにゃ企業はにゃいか、ちょっと意識してみると面白いかもですにゃ😸


② 東洋紡、高機能プラ増産

東洋紡は自動車や電子材料向けの高機能樹脂(プラスチック)を増産する。国内に60億円を投じて新しい製造設備を導入し、生産能力を2025年に現在の約2倍に引き上げる。耐熱性や強度が高い高機能プラスチックは、電気自動車(EV)のバッテリー材料などで需要が高まっており、収益拡大につなげる。
(中略)
高機能プラスチック事業は、東洋紡の24年3月期の連結売上高約4100億円の4分の1を占めている。三菱商事の販売網を生かして、成長市場で需要を取り込む。東洋紡エムシー内には24年に、部品メーカーだけではなく、自動車メーカーに直接、材料の採用を提案する専門部署「モビリティ事業推進ユニット」も立ち上げた。
調査会社の富士経済(東京・中央)によると、エンジニアリングプラスチックの世界市場は27年に1237万トンと21年比で16%増える見通し

日本経済新聞

ニッチ分野での開発・投資も着々と進んでるにゃ。高機能プラスチックが売上の25%を占める東洋紡が、熱に強いEV向け素材も生産能力を1年で倍増する計画💪 市場全体としても二桁の成長が見込まれており、それらの需要をもれにゃく取り込めたら収益拡大は期待できる? 繊維セクターって最近イマイチさえない印象だから穴場としてちょっと調べてみる価値はあるかにゃ?


③ アイシン、エクセディと資本提携解消

アイシンは27日、自動車部品のエクセディとの資本提携を解消すると発表した。アイシングループはエクセディの発行済み株式の34.5%に当たる1623万400株を保有しているが、今後全てを売却する。売却で得た資金は、電気自動車(EV)関連製品の開発や株主還元に振り向ける
アイシンは2001年にエクセディと資本・業務提携し、同社を持ち分法適用会社にした。エクセディはオートマチックトランスミッション(AT)部品などを手掛けており、部品を共同開発したり、一部業務を委託したりしてきた。

日本経済新聞

幅広い銘柄で政策保有株の解消が劇的に進んでるけど、エクセディのような中小型クラスの企業にとっては、3割以上の保有株が全て売却されるというのはにゃかにゃかなインパクトですにゃ🙀 エクセディの大黒柱であるオートマはEVには必要にゃいので、これもEV化の波に飲まれた格好🌊 ハイブリッドの再ブレイクで自動車業界は押し並べて上昇してきたけど、EVの普及を前提とした選別がより一層進みそうですにゃ☝️

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