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いつかのロシア旅行

Privatterにあげてたやつ。めちゃなが。
noteの記事をたま~に書くなら、旅行か食事かオタクの慟哭になりそうなので、とりあえず旅行の記事を持ってきてみた。ちょっと手直しもしました。
コロナ禍前、個人旅行、一人旅。
あまりに個人旅行でのロシア旅が不安過ぎて、割とTwitterで実況中継していたので2019年4~5月あたりを見てもらうとおおよその旅の全容がわかると思います。
R.I.P. Twilog(自分のアカウントのArchive

4月26日(金) 成田→ウラジオストク→ハバロフスク

ウラジオストクでロシア国内線に乗り換えるのだけれど、Domestic transferへの入口が真っ暗。
いやもうこれ完全に閉店してるな?ってレベルで暗い。人もいない。
一応Passport controlの女性にチケットを見せて確認するも、やっぱり国内線乗換はあちら(闇)だと。
同じように乗り換えるロシア人たちが何人かいて、全員困り顔。困るよなーーー!!!??
本当に乗換時刻ギリギリになって、航空会社の人がやってきて、入国審査と荷物チェックをしてくれた。空港職員じゃないんだ…。

旅行初っ端から困惑する姿を見てくれ

どうにかこうにかハバロフスクに着いて、荷物を待つものの出てこない……いや、嘘でしょ?NYに続いてロストバゲージ?呪いか?(※この2か月半ほど前にNYに行った際、吹雪のため乗換空港で足止めを食らった結果、荷物が現地に届かないという経験をしています。)

直前にフラグを立てるな

乗換で一緒だったロシア人たちも全員まとめて出てきてない。一蓮托生だい!肩組んでコサック踊るか…。
初手終わったな…と絶望しているところに、ロストバゲージの書類を書くよう言われて、書類を見るも全部ロシア語!!!!英語の併記もない!!!ロシア!!!!
見るに見かねた一蓮托生お姉さんが一緒に書きましょう!って意気込んでくれたところで、荷物が発見された。やったーーー!!!!
お姉さんと手を取り合って喜んでしまった。
いやでも何で1回ロストバゲージ扱いにした??????

バスの時刻表がまったく意味を成してなかったけど無事にバスは来たしホテルに着いたし1日目完!!!!!
1日目からロシアやべーーーーーって気持ちにさせたの流石すぎない???

4月27日(土) ハバロフスク→シベリア鉄道

念願のシベリア鉄道だ!!!オラァ!!!!って乗り込んだら、4人部屋で親子2人しかいなかった。
ここからイルクーツクまで延々と列車旅。
コミュ強だったら話し込むのかもしれないけど、コミュ障なのでのんびり過ごします。
というか普通に旅行客でもない一般ロシア人が使っている鉄道ぽいので、知らんアジア人に滅茶苦茶話しかけられても怖くない?そういうとこがコミュ障なんだよ。ガハハ!
街を出ると、割とすぐに荒涼とした大地が広がる……それに従ってwifiの電波が死んでいくのでウケるな。

こういう風景が続く…が、今見ると電線あるだけ都会に見える

広い大地が続くので、人工物に飢えて舗装された道路で滅茶苦茶テンションが上がるの、一生でこれっきりかもしれない。
緑の草も生えてない地帯が続くので、色味が茶色だけになって太陽がすごく鮮やかに見える。

列車に乗って駅から出たあたりで、自分用のシーツとかをもらえる(元々置いてあることもある)ので、それで自分でベッドメイクする。
性根が雑なのでベッドメイクも雑になる。ベッドメイク、人の性根を計る良い機会ですね。
荷物は下段の椅子の下にしまえる。余程大きいキャリーケースじゃない限りは入りそう。(これはシベリア鉄道豆知識です。活用してね!)

4月28日(日) シベリア鉄道

暇なのでうろうろするも、列車の揺れが激しかったのと車両間のドアが固すぎたのとで、隣の車両に行って帰って限界だった…。

暇なのでシベリア鉄道の所感たち

4月29日(月) シベリア鉄道→イルクーツク→リストヴャンカ

5月までバイカル湖が凍ってるという情報があって、嘘嘘~~!!!(笑)って思ってたら全然嘘じゃなかった。

語彙が失われている

昼前から延々とバイカル湖の周辺を走ってイルクーツクへ向かいます。
基本的に部屋で過ごす乗客も、バイカル湖が見えてくると通路に出てきて写真を撮ったりしていた。

イルクーツク到着後、ホテルにお願いしていた送迎車でバイカル湖畔の村リストヴャンカへ。
イルクーツク市内を出ると、ひたすらまっすぐな道(割と悪路)を走るわけですが、180km/h出された時には死を覚悟しましたね。
車ってそんな速度出るんだ~~~!!!!やめろ!!!!!!

恐怖のあまりずっと見つめていた車のガラスが
AGCだったことが記憶に焼き付いている

ホテルが思ったより村の郊外にあり、人里まで30分かかる(後々わかるが普通に1時間くらいかかる)と知って絶望しましたが、イルクーツクへ帰るバスは人里からしか出ないと聞いているので下見がてらリストヴャンカへ出かける。
氷の残り具合でまだ開催されるかわからないバイカル湖ツアーも人里から出発なので!まだ開催されるか連絡が来ないんだけども!

でもめちゃくちゃきれ~い

バイカル湖、静かで綺麗でとてもよかったので、やっぱり氷がしっかりと張る時期に行って湖の上歩きたい。
往復で3時間くらいかかりましたけど、明るいうちにホテルに帰れてよかった。夜は漆黒だったので…。
夜にツアーはないとの連絡があったので、明日はさっさとイルクーツクに帰ることを決めました。

4月30日(火) リストヴャンカ→イルクーツク

朝のバイカル湖、空気が澄んでて最高だな…という気持ちとこの時期でこんな寒いなら氷の張る時期は死んでしまう…という気持ちとで眠気が飛んでいった。寒すぎでは?
とりあえずイルクーツクへどうにか帰らねばならないので昨日は身軽で往復3時間かかった人里への道をキャリーバッグを引いて行くぞ!オラァ!!って気合を入れたところ、目の前のバス停にイルクーツク行きのバスが止まる。
え…このバス乗ったらイルクーツク行くの…?本当に…?ロシアの公共交通機関何一つ信用できねぇ…!(ロストバゲージのトラウマ)

でも1時間歩くの嫌すぎて意気揚々と乗った

デカデカ荷物を抱えていたので、周りの人たちにご迷惑をかけつつイルクーツクへ。無事に着きました。
200?250ルーブルくらいだった気がする。忘れた。でも荷物料金はいいよいいよ!って運転手のおじさんに言われたことは覚えてる。おじさん、ありがとう…。
ちなみに行きの倍くらい時間がかかりました。それはそう。

イルクーツク、リストヴャンカと比べて気温が高い。上着いらないくらいの暑さでホテルに先に荷物を預けられてよかった。
観光をしつつ、地元消防署のマッチョムキムキ見放題イベントを見たり、目当ての店が祝日で空いておらず、モンゴル料理店でご飯を食べたりしました。

消防士にこのパフォーマンスが必要かはわかりませんが、
この後滅茶苦茶に脱いでマッスルカーニバルが開催されたので
オールOKです。

入口からこの後客がどうなるか示してくれる親切なモンゴル料理店
(埋められずに済みました)

5月1日(水) イルクーツク→サンクトペテルブルグ

午前中の便でイルクーツクからモスクワ経由でサンクトペテルブルグへ。嫌な予感がしますね?大当たりです。
バイカル湖、オームリという魚を食べに行ったようなものだったんだけど、イルクーツクの空港でようやく冷燻製と出会う。

何も得られない食レポ

サンクトペテルブルグへ着いて、案の定荷物が出てこない…。どうして…?
恐らく乗換時間が短かったために、荷物は乗り換えられなかったっぽい。次の便で来るけどどうする?って言われて、どうするもこうするも…という感じだったので1時間半くらい待ちました。

ロストバゲージ時の心得

ロストバゲージはもうこりごりだよ~~~!!!!(暗転)
一日移動日でした。

5月2日(木) サンクトペテルブルグ

昨日が一日移動日なら今日は一日観光日!!市内をぐるぐるします。
エルミタージュ美術館、あまりにも広大すぎて1日ですべての館を回るのは無理でした。本館だけで1日かかり。でも展示はよかった~!建物も重厚で見る価値あり。

あらゆる壁面に四角い絵画が見えるの、初心者のマイクラ感ある

インテリア良き

みんなが行ってるところは改めて紹介する必要もないんじゃない?サンクトペテルブルグ行ったら絶対エルミタージュ美術館行くでしょ!でも行ってくれって気持ちもわかる。
広大すぎて30km近く歩いててウケました。(頑丈なので足は無事)

5月3日(金) サンクトペテルブルグ→モスクワ

今日は英語ツアーを頼んで、エカチェリーナ宮殿とペテルゴフ(夏の宮殿)に出かけます。何故ならエカチェリーナ宮殿の個人チケットが販売していなかったから…。
基本、日本語ツアーよりは英語ツアーの方が安いので、ツアーを頼む時は英語にしがち。

ガイドさん+4人でちょうどいい人数で、ガイドさんとの距離も程よく、一緒に回った人たちにも恵まれてとてもよかった。
朝一、滅茶苦茶吹雪いていたので気温差に気が狂うかと思いました。5月ぞ!!??
ツアーの集合直前にスマホのバックカメラがピンポイントに一眼レフと接触して破壊されたことにツアーの車に乗ってから気付く。これからはインカメラとともに生きていく。
エカチェリーナ宮殿は前庭を通りツアー用の入り口らしきものから入ったのですが、保護用に靴カバーを履き、説明を受け、ロシアの社会見学児童たちにまぎれて見学しました。はぇ~!外も豪奢だけど中もやべ~!(語彙力ゼロ)

あらゆる箇所にアトラス(柱支えてるおじさん像)いてちょっと面白い

夜行列車が出る時間まで街をふらふらしつつカフェで時間を潰しつつ、夜にモスクワ行きの列車に乗り込みます。
この1泊、シベリア鉄道の2泊3日とほぼ同じ料金。個室は高いね。

見てわかる高級感

5月4日(土) モスクワ

なんと!この夜行列車、朝ご飯も出る!選べる!味はまぁ悪くはない…列車の中で人に給仕されるの自体が非日常で楽しいから…。

ホテルの朝食より手込んでる

モスクワの観光地を見て回っていたら赤の広場は立入禁止!と言われる。え~知らね~!
警備の兵士の人に聞いたら戦勝記念日がどうとかで夜には開くよ、と言われたので別の場所をまた見て回ります。
大都会モスクワ、ほぼすべての建物が1ブロックまるごと建てられているのでスケール大きく感じる。シムシティじゃん!!
夜。開いてねぇ!完!!ロシア国籍の人は入れるっぽかったので、まぁテロ警戒なんでしょうね…。

5月5日(日) モスクワ

引き続きモスクワ観光。何故かスマホのバックカメラが復活する。

喜びのツイート

観光地や地下鉄の駅やなんやかんや巡って、最後にお土産もひとしきり購入して、本当に旅の終わりが近付いている。やだ!!帰りたくない!!激務部署は嫌だ!!!(※当時はヤバ激務部署で働いていた)
そうはいっても帰らねばならぬ……ビザが切れるので……やだーー!!!

5月6日(月)~7日(火) モスクワ→成田

モスクワの空港の出国手続、本当に思っているよりも数倍時間がかかるので心して行った方が良い。何回荷物チェックするんだ…?

2時間前じゃ絶対間に合わねぇ

帰りたくないよ~;;;とか言ってたら飛行機が全然出発しそうになくてウケる。また乗換チキチキレースが始まってしまう。
帰りたくないがそういうことじゃない!!
中国経由で帰ってきたけど、中国の空港も乗換大変だった。記憶が曖昧だけどとにかく歩かされた。トランジットだとありとあらゆるところで言わされたけどこの通路はデカデカと表示に書いてあるやろがい!!トランジット用の通路じゃろがい!!
というよりも中国経由便は前々からそうだけど…客層が…あんまり…。到着時間の兼ね合いと値段で選んだけど値段相応なんだよな!!
この旅で初めて航空便で荷物がちゃんと届いて感動する。そこは評価できますね。評価基準低すぎでは?

とうちゃ~く

総評

ようやく旅の思い出をまとめ終わったけど、今このご時世で同じようにロシアへ旅をするのはもう無理なんだろうなと残念に思います。もちろん今の状況は良しと受け入れられるべきものではないですが、旅ですれ違った人たちもどうしているのか。
旅行自体はやってよかった!多分これくらいがっつりと予定を組んで長期であちこちに出かけるっていうのは人生でも数えるくらいしかできないと思うので、ロシアを東から西まで満喫できたのは貴重な体験でした。
でも滅茶苦茶準備が大変だったので、みんなは行くなら全部こみこみツアーで行こうね。

おまけ

🐕わんちゃん🐕

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