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amptalkにジョインしました🚀

こんにちは、黒田です。
直接ご報告できていない方もおり恐縮ですが、この3月末でスクラムベンチャーズを退職し、4月1日からamptalk株式会社にジョインしました

スクラムベンチャーズには約5年半在籍し、たくさんの尊敬する方々とお仕事をする機会をいただきました。投資先やLPの方々、スクラムのメンバー、お世話になった多くの皆様にこの場を借りて改めて感謝申し上げます。


【自己紹介】
徳島県出身。阿波踊り。すだち。鳴門の渦潮。鯛。わかめ。
新卒でPwC Strategy&(旧ブーズ・アンド・カンパニー;PwCの戦略コンサル部門)に入社。製造業、飲料、製薬、ITなど幅広い業界で中計策定、営業戦略立案など。その後、米国拠点のVC スクラムベンチャーズの日本オフィス立上げに参画し、2021年から国内投資責任者。
2024年4月、amptalk株式会社に入社。


amptalkは、商談解析ツールをはじめセールスイネーブルメント領域でSaaSを開発している会社です(詳細はこちら)。
私は、ファイナンスと事業開発を担当しています。1月から業務委託で関わってきましたが、この3ヶ月だけでも求められる解像度の高さやスピード感、一手一手が積み上がっていく感触、チームで密に働く熱量など、すべてが楽しく新鮮です。

この数週間いろんな人に聞かれたのが、「なんで転職したの?」「なんでamptalkなの?」という質問でした。
amptalkは現在、全方位で採用を強化中です。興味を持ってくれる方が増え、少しでも魅力が伝わればいいなと思い、文字に起こしてみます。

読んでいただいて、もっと話を聞いてみたいなと思った方、黒田と話してみてやってもいいなと思った方はぜひ以下からお話しさせてください!

ビジョン・ミッションへの共感

Get good at “sales”. / (成功するには)「営業」が上手くなるべし。

― Sam Altman, How To Be Successful

Superior sales and distribution by itself can create a monopoly, even with no product differentiation. / たとえ製品上の差別化要素がなくとも、優れた営業力と販売力だけで市場を独占することができる。

Peter Thiel, Zero to One

自分自身、コンサルからVCというキャリアの中で、日本・海外の多くの企業を(時には外から、時には中に入り込んで)見てきました。うまくいかない時、多くのケースで根本課題は戦略ではなく実行部分にありました。中でも、営業や販売オペレーションは事業成長のいわばエンジンです。良いプロダクトがあるのになかなか日の目を見ない、思うように広がっていかない、そういうケースが相当多いことに気づきました。

もちろん、エンタープライズとスタートアップでは問題の種類は違います。大企業では多くの場合、大きな組織を動かすマネジメントや育成の部分に問題が生じますが、スタートアップの場合はそもそもの組織やオペレーションづくり、急速に拡大するチームをどうワークさせるかという点に問題は集中します。
いずれにせよ共通するのは、どれだけ優れたプロダクトと良い戦略があっても、それを世に送り出す営業力・販売力が欠けていれば、事業が成長することはありません。
最初にいくつか挙げた引用も、この点を指摘しています。

amptalkは、この「企業の営業組織を強くする」という、普遍的かつ難易度が高い問題に取り組んでいます。

amptalkのミッションとビジョン

生成AI全盛期に「営業さえもAIに置き換えられる」と言われることもありますが、そうは思いません。2000年代、Amazonが登場した時にも同じ議論がありましたが、結局営業は機械にはリプレイスされませんでした。
スタートアップではしばしば「第一原理で考えろ」とよく言われますが、「人間は信頼できる人間からものを買いたい」というのは時代が変わっても変わらない第一原理のように思います。

amptalkは、そんな人間を補助しエンパワーするためにAIやテクノロジーを活用します。社名も「talk (会話) を amplify (拡張・増幅) する」という由来で、この考え方がよく現れています。
テクノロジーの力を使って、一人一人の営業パーソン、そして営業組織全体の生産性とアウトカムを最大化することで、各企業が持つ良い製品やアイデアがさらに世の中に広がっていく。amptalkがなかった世界では存在し得なかったチャンスがあちこちで生まれ、社会がより良い方向に進んでいく。

そういうビジョン(自分の解釈も多分に含まれますが)に強く共感したのが、このチームにジョインしたいと思った大きな理由でした。

狙っている市場とアプローチの面白さ

amptalkが挑むマーケットはセールスイネーブルメント市場です。日本にちょうど良いリサーチデータがありませんが、例えばUS市場は以下の通り急成長が見込まれています。先ほど触れた通り、営業や販売が企業においていかに重要なテーマ、経営課題になっているかを反映しています。

U.S. Sales Enablement Market
Source: Grand View Research

当然ながら、日本でも状況は同じです。人口減少や働き方改革による生産性向上のプレッシャーや、近年増加する中途採用比率を背景にした人材育成・リスキリングのニーズなどを踏まえると、グローバルよりもさらにセールスイネーブルメントの需要は大きいかもしれません。

日本の労働力は世界最速で減少。過去20年で約14%も労働力が減少。今後10年も減少し続ける見込み。

Source: UB Ventures, SaaS Annual Report 2023-2024

2024年度の採用計画に占める中途採用比率は過去最高の43.0%と5割に迫る水準になった。(中略)少子化を背景に、長らく続いた新卒一括採用は限界にきている。硬直的な年功序列型雇用は企業の競争力を弱める一因になっている。社員のスキルなどによって処遇を決める柔軟な人材戦略が欠かせなくなってきた。

Source: 日本経済新聞, 中途採用5割迫る、24年度「新卒中心」転換点

エンタープライズを中心に経営の目は規模拡大から生産性向上へ、同時に人材育成・リスキリングが喫緊の課題になりつつあります。amptalkが提供する商談解析ツールやAIセールスアシスタントは、大きな社会変化の中でまさに「今」求められているソリューションとして、商談等で各社とお話ししていてもまさにここにバーニングニーズを感じることが多いです。

最初のプロダクトである商談解析ツール amptalk analysisはおかげさまで多くの企業様に導入いただき、順調に成長しています。

導入企業(一部)

他方、企業が抱える営業課題は複合的で、多岐にわたります。一つのプロダクトでこれを解くには限界があり、マルチプロダクトは必然です。急速に発展している生成AI技術なども取り込みながら、今後も新しいプロダクトを生み出していく予定です。

amptalkがつくる未来

難易度は格段に高いですが、日本の構造課題を解くためのチャレンジにやりがいとワクワクは尽きません。ぜひ共感してくれる方に仲間になってもらえると嬉しいです。

組織とカルチャーの魅力

チームの紹介も兼ねて、組織とカルチャーについても触れておきます。

amptalkでは、行動規範としてのバリューが徹底されています。猪瀬さん、レオンさん、のぶさんら創業メンバーが作り上げてきた雰囲気と価値観が新しく入ったメンバーにもしっかり浸透してきたのだと思います。

書いててこのシーン思い出した
漫画『スラムダンク』

特徴的に感じるのは【Be The Role Model】のカルチャーです。Slackでも定期的に【BTRM】のスタンプが飛び交いますが、すなわち「真似される会社になろう」という意味です。
良いものはどんどん取り入れようというスタンスでありつつそこで終わらず、自分たちなりの解釈や「こうしたらいいんじゃ」というアイデアを組み合わせながら日々のオペレーションや施策が組み立てられています。「他と同じことをやっても仕方がない」という半ばプレッシャーが、組織と施策の尖りやユニークさを生み出していると感じます。投資家時代から感じていたamptalkの強みの一つが実行力だったのですが、入社してからこういうことかと納得しました。
もちろん単に奇をてらったことをやっても意味がないので、そこは【Issue Driven】に顧客のことを考えながら、ですが。

amptalkのバリュー

他にも、【Blameless】というバリューがあります。元々は開発サイドに由来しそうですが、現在は開発サイド・ビジネスサイド問わず共有されています。何か問題が起こった時は誰かのせいにするのではなく、仕組みやシステムのせい。今後同じことが起こらないよう仕組みで解決していこう、という指針は社内で最も浸透している価値観の一つです(BTRMと同じくよくSlackでスタンプが飛び交います)。
【Blameless】はシステムや仕組みへのコミットメントの意味合いだけでなく、メンバーの心理的安全性を確保するのにも一役買っていると思います。チャレンジや積極性が評価され、仮にミスや失敗が起きても仕組みにフィードバックしていく。【Empathy】とともに、各メンバーがチャレンジしながら連携し合う、社内の良い雰囲気を支えています。

チームには子育てをしているメンバーやフルリモートのメンバーも多く、またエンジニアの7割は外国籍です。多様な人や働き方、考え方が許容される環境は、それだけでワクワクしますし心理的な安全性も高いです。それぞれの得意なことや好きなこと、パーソナリティが一つの場所に集まって事業を推進しています。そういう意味でも、BTRMな会社になりつつあると感じます。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました!

amptalkでは全ポジションでメンバーを募集しています。面白いことをやっているな、興味があるなと思っていただけた方はぜひ以下からお話ししましょう。

  • フィールドセールス

  • カスタマーサクセス

  • エンジニア

  • デザイナー

  • PdM

  • マーケティング 等々

もちろん直接応募いただいてもOKです(というか大歓迎です)。採用ページはこちら

一緒に、事業を成長させましょう。自社に留まらずお客様の事業の成長にコミットし、日本の社会や経済を変えていきましょう。一緒に、真似される会社を作りましょう。

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