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効率的な簿記3級の学習法

大まかな流れ

簿記3級を合格するためには平均勉強時間が100時間必要と言われ、
1か月で取得を目指そうとすると平日2時間、休日7.5時間が必要です。

仕事や家事、育児など、忙しい毎日。
机に向かって勉強する時間もモチベーションもないという方。
効率よく勉強を進めるには以下の方法がお勧めです。

  1. 試験を申し込む

  2. 動画視聴

  3. 問題集を解く

  4. 実環境のテストを解く

1.試験を申し込む

自分に締め切りを設けることが大事です。
「申し込んだからには合格しないと損をする」
という気持ちが逃げ場をなくしてくれます。

試験を申し込んだらその勢いのままに、
参考書と、電卓を買うことをお勧めします。
(更に外堀を埋めていき自身を逃がさないように)

使用した参考書は以下の2冊です。
この2冊があれば十分に網羅できています。

スッキリわかる 日商簿記3級 第13版 テキスト&問題集

スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 2022年度版

電卓は一般的なものが持ち込み可能で、
プログラム機能付きなど、多機能型の電卓は持ち込み禁止です。

カシオ グリーン購入法適合電卓 12桁 ミニジャストタイプ

電卓は安くてシンプルなもので良かったので上記の商品を選びました。
電卓は早めに用意して使い慣れておくと良いです。

2.動画視聴

効率的に理解を進めるために、学習内容を動画で理解し、
テキストは解説の補助的に使います。

【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき

YouTubeには他にも簿記を解説されている方はいらっしゃるので、
いくつか視聴してみて、ご自身に合った動画で学習を進めると良いです。

個人的には苦手分野を詳しく解説して頂いている、
上記の方の動画を使い学習を進めました。
No.1~17までの基礎内容を1.5倍速再生にして、
平日の5日間もしくは休日の2日間で見るペースになります。

3.問題集を解く

動画で一通り内容を理解したら、
テキストで用意されているスマホを使った仕訳問題を解いていきましょう。
基礎的な仕訳問題ですが、まずはこれをきちんと解くことが大切です。
ここの部分は動画視聴と並行しても構いません。
通勤時に動画を見て、隙間時間に仕訳問題を解くと更に効率的です。

その次はテキストの問題集を解いていきます。
間違ったところはテキストや動画を見て再学習します。

解き進めていくと共通して苦手な部分が出てくると思います。
特に原価償却、貸倒引当金、経過勘定のあたりがそうだと思います。
この部分が理解できていないと、合格は困難になりますが、
逆に難易度のピークはこの部分なので、
ここを理解できれば合格する確率は一気に高くなります。
先に紹介したYouTubeではそのあたりを詳しく解説しているので、
繰り返し視聴して理解を深めましょう。
(学習の際にはとても助けになりました)

9回分の予想問題集を解く際に1時間も時間が取れない場合は、
1日に大問1つ(30分程度)を解いていくことでも構いません。
特に学習初期は問題を解く時間が掛かってしまいますし、
答えも間違いが多く、やる気が落ちて諦めてしまいそうになります。

大丈夫。
あなたはすでに試験を申し込んでいます。

4.実環境の模擬テストを解く

9回分の予想問題集を解き終わった頃には問題を解くことにも慣れ、
少し自信がついていることだと思います。

最後の総仕上げとして、模擬テストを解いていきます。
試験日の直前の土日は集中する時間を捻出しましょう。

試験は火曜日に行われているため、
万全を期すなら月曜日と火曜日はお休みを取り、
土日から4連休で試験対策を取るのも良いでしょう。

まとめ

以上、簿記3級を合格する効率的な学習法でした。
特に実環境の模擬テストを解くことができるのは精神的に楽になりました。

問題の形式は大問3問からなり、
試験時間は60分で、合格基準は70点(満点100点)です。
 第1問 45点:仕訳 15題
 第2問 20点:勘定記入・補助簿・適語補充
 第3問 35点:決算・精算表
仕訳が出来れば試験の半分近くを取れるためこの部分が最重要になります。

それと見方を変えると第1問と第3問ができれば合格できてしまいます。
第2問は予想しづらいですし、クセがある問題もあるため、
ボーナス点を取りに行くくらいの方が気持ちが楽かもしれません。

解説は以上になります。
この記事を読まれた方の合格を心よりお祈り申し上げます。

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