希望の星が見える

埃っぽいぜ我が町は
がれき土砂の始末がおえん
ここしか住む場所もなく
どこで水や食料手に入れられるかもわからない
私が飢え渇くのは我慢しても
愛する我が子を生かさねばならぬ
何の因果が巡って来たのか
私は一人ではなく多くの他の人と共にある
私一人の生き方だけで
生きて行くことはできないんだ
誰が先に死ぬにしたって
逆縁ほどひどいものもない
初めて苦しみの悲鳴を上げたのは
一体歴史の誰なんだ
愛しているのに愛する手段もない
毒ガスくらいしか手立てがない
殺すことは愛することさ
どんな馬鹿がそんなことを言う
手を血に染めて我が子をあやし
世は暮れはじめ夜にならんとする
希望の星は今日も見えている
私はまだ意識がある
耐えては戦い
戦っては耐え
どれだけ悲惨な聖戦だ
予言は当たってしまったよ
翻訳で通じる歴史の裏に
血で綴られた歴史がある
それを偉い人は知っていた
表と裏を確認して
通じ合ったら世の情け
情けのない人はいない
人を殺しても情けが下りる
隠ぺいしても裏がある
裏書されたストーリー

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