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WEBライティング作業の流れを公開!

先日の記事にて、WEBライターに「文章力」はいらない、それ以上に必要な資質について書きました。

思った以上に反響があり、ありがたいことに下記のような質問までいただきました。

他に必要な力や、ライティングの一連の流れを教えてください

そこで今回は、僕が普段のWEBライター講座にて伝えていることを、ちょびっとだけ公開します!

01 | WEBライティングの流れ①「企画」

企画とは、テーマやコンセプトに沿って「おもしろい」企画を立案することです。企画は、編集者がやるものと思われがちですが、ライター自身が企画できるのに越したことはありません。

「おもしろい」企画にするためには、ありきたりのアイデアではなく、独自の切り口が求められます。また、同じテーマであってもさまざまな切り口から企画できることも大事です。

僕が企画を立案する時の順番はこんな感じです。

(1)テーマに沿ってブレスト
企画の種として、とにかく思いつく限りたくさんのアイデアをブレストします。ここでは、より自由な発想が求められます。付箋などにまとめてグルーピングするのも効果的です。

(2)アイデアを深堀する
出たアイデアから着想を得て、どんどん深堀させていきます。下記のマインドマップのように、手書きで書くことがオススメです。

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引用:マインドマップの学校

02 | WEBライティングの流れ②「構成」

構成とは、記事のゴールに向かって、読者に伝わりやすいように企画を組み立てることです。

これも編集者がやる場合があったり、あらかじめテンプレートが用意されていることもありますが、ライター自身で出来るようになっていた方が絶対に良いです。

構成では、記事のゴールと文量を決めたら、まずプロットを作成します。

見出しをいくつ作るか、見出しごとの文量の割合をどうするか、画像はどこに何枚差し込むかなど、記事の輪郭を作成していきます。

編集者など、後工程で確認する人がいる場合、この時点で擦り合わせしておくと、手直しが少なくてすみます。

03 | WEBライティングの流れ③「情報収集」

情報収集とは、記事作成に必要な情報を各所から集めることです。方法としては、下記のようなものがあります。

(1)自分の足を使う
取材を含め、自分の足を使って情報を集めることは、基本中の基本。自分の足で掴んだ一次情報は、余計なバイアスがかかってないので価値は高いです。

また、普段の何気ない日常にもヒントはたくさんあります。メモ帳やスマホなどに、メモするクセをつけておくといいですね。

(2)インターネット
Googleなどの検索サイトにて、必要な情報をリサーチします。情報源をしっかり吟味して、取捨選択をします。偏った情報の場合もあるので、ひとつではなく複数の情報源をチェックするようにしましょう。

お気に入りのWebサイトのRSSを登録して、更新情報をこまめにチェックするのもひとつの手です。

(3)SNS
ニュースなどの「事実」に対して、世論としての「意見」を収集するのに活用します。特にTwitterなどの即時性に優れたSNSは、世の中の反応や、どんな情報が拡散されているのか、リアルタイムで知ることができます。

04 | 仕上げの作業

細かいことは他にもありますが、ここまでやれば、8割型はできたようなもの。そもそも僕の持論として、記事を作成する作業は「書く」ことではないと考えていて、下記のような工程で成り立っています。

(1)組み立てる
企画に沿って集めた情報を並び替えたり、パズルのように組み立てていきます。

(2)削る
より簡潔に伝わりやすくなるように、余計な情報や表現を削ります。接続詞や、「こそあど」言葉は必要最低限にしましょう。

(3)見直す
誤字脱字、事実確認、レイアウト、文章のリズムなど、全体のバランスが取れるように何度も見直します。最低でもひと晩は寝かせられるよう、余裕を持ったスケジュールにしておきたいですね。


簡単ですが、以上がWEBライティング作業の流れになります。
人によってやり方はそれぞれかもしれませんが、参考になれば幸いです!

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