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生命保険の見直しってどうするの?

今日は生命保険について触れたいと思います。前職が生命保険会社だったのでその経験をお伝えしたいと思います。
今日のお話は、「生命保険に入ったあと」の話しをしたいと思います。

生命保険入ると、結構入ったっきりになってませんか?というより、保険は「続ける」か、「やめる」かの2択しかないと思ってませんか?
「保険の見直し」って聞くと、結局今の保険をやめて入り直すと思っていませんか?

ズバリ言います。選択肢は他にもあります。
そして注意してほしいのはやめるのは簡単ですが、入るのは簡単ではないということ。
どういうことかというと、生命保険って健康状態を告知しないといけないんですね。つまり、病気の方は生命保険の加入(保険会社では引受けと言います)ができない可能性があるんですね。保険料が高いと言って、やめて安いのに入るというのはいいと思いますが、加入できると思っても加入できないってことがあるので、手順があるというのを忘れないことです。
ということで、生命保険を見直したい、やめたくないけど、保険料は下げたいという方への選択肢をお伝えしたいと思います。

1 保険金の減額

保険金とは、保障されている金額のことです。保険会社から支払われる給付金のことです。(ちなみに保険料は契約者から保険会社に支払われるお金のことです。)保険の仕組みとして、保険金に対して保険料は決められてます。なので保険金が下がれば保険料も下がるということです。例えば1000万円という保険金に対して保険料が1万円であれば、500万円に減額手続きすると、保険料は半分の5千円になります。
ただ1点注意として、いくらでも減額出来るわけではありません。これは各保険会社によって決められているので、いくらまで減額できるか問い合わせをする必要があります。

2 払済保険(はらいずみほけん)への契約変更

解約金が無いような保険ではできませんが、積み立て機能があるような保険にはできる制度です。
払済保険に変更すると、保険料の支払いをストップして、保険を続けることができます。
どういう仕組みかというと、今まで払った保険料の積み立てを全額使って、一生涯保障の死亡保障に切り替えるというものです。変更後の保障内容は死亡に対してのみで、もしそれまでに色々特約とかつけていたとしても消滅します。変更後は保険料の支払いはありません。ただ、これについても保険会社への問い合わせが必要です。払済保険にできるかできないか。またできたとして、保険金額はどれくらいになるのか。それまで支払っていた期間が長ければ長いほど、保険金額は大きくなります。

3 保険の見直し(他社保険会社への切り替え)

最後によく聞く、保険をやめて、他へ入り直すという方方法についてです。これについては手順を書いていきます。
まず、入りたい保険会社を選ぶ。次にやめたい保険、そして入りたい保険を決める。そして、先に入りたい保険に加入手続きをします。
このへんの詳しい解説をしますね。
これは冒頭に話したことなんですが、加入できないってことがあるかもしれないので加入してやめるっていうことは鉄則です。そしたら次に、保険料二重に引かれるんじゃないの?という疑問が起きると思います。やめようと思っている保険と新しく入った保険の分です。
まず、やめようと思っている保険会社には保険料引き去りの停止を伝えます。ここで確認してほしいのは、いつの引き落としから停止するかということです。保険料の引き去り手配日というのが保険会社にはありますので、今月から引き落とし停止になるのか、来月からなのかを確認です。そして新しい保険についても同じです。契約をしていつから保険料の引き去りが始まるか。ここを確認しましょう。
ここまで確認できたら、あとは保険料が重複して引き落とししないように進めていきます。ちなみにやめようとする保険も1ヶ月分引き落としがないといってもすぐに解約にはなりません。なので時間としても少し余裕はありますので、やめて違う保険入るって決めたら一旦保険料ストップしてもいいかもしれません。もし気が変わっても翌月に2ヶ月分払えば元通りです。

保険の入り方は今はいろんな方法があります。どこがいいとかそういう話しはしませんが、少なくとも今回話したことは教えてもらえる会社及び担当者ではありたいですよね。

以上、ざっくり説明させてもらいました。
皆さんの保険に対する理解に役に立てばと思います。

ありがとうございました!


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