一日千秋_表紙案1

【中編小説】一日千秋〜あなたをずっと待っていました

こんにちは!!

2019年もあと少しですね!今年の札幌文学フリマで販売した小説をnote販売版として販売させていただこうと思います。この小説は、2018年に起こった東部大阪地震が原点となっています。

登校当時、小学校の壁が倒れてきたことで亡くなってしまった女の子が僕にとって衝撃的な死だったのです。もちろん、僕はその女の子のことを何一つ知りません。親戚でもなんでもない大阪という地で生きている人で、僕はこの悲しい出来事がなければその子の存在すら知る由はないのです。あの時、あそこに居なければ死ななかったはずの死がすごく僕には悲劇的に心に入りこんできました。

そのことを踏まえた上で、皆さんには大切な人がいますか?
その方の顔をすぐ思い出せますか?
またその方がもしも、もしもですよ?
突然いなくなってしまったら?
そして突然、幽霊として現れたら?
何を伝えますか?
どんな言葉をかけますか?
あなただったらどうするんでしょう。
幽霊なんているわけないという話は置いといて、想像して本書を読んで頂けたら幸いです。
この本が紡ぐ言葉の中に、あなたにとっての良い出会いとなる言葉がありますように。

<作品あらすじ>

高校二年生の大桐 縁(だいどう えにし)は、15年前に起こった東部大震災の時に負った額の怪我が原因で、幽霊などが見える体質になった。体質を周囲の友達や家族に隠しながら日々を過ごしていたある日、教室で一人の女の子に出会う。その女の子は、見覚えのない生徒だった。誰かと訝しむ縁だが、彼女は突然消えてしまう。それからしばらくしてまた放課後に女の子と会う縁はそこで、彼女が幽霊だという事実に気づく。その女の子(本庄 璃子)は誰かを教室で待っているようだ。果たしてその誰かとは誰なのか?15年の時を経て叶う青春恋愛ストーリー。

※この記事の有料部分にはPDFファイルのリンクを貼り付けています。そこから小説を読んでいただく形となっております。

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