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戦うこと

大晦日に世紀の一戦として、メイウェザー選手と那須川天心選手の試合が行われました。

私自身も格闘技が大好きなので、数日前からワクワクした気持ちで待ちに待っていました。

賛否両論それはあると思います。いろんな意見があって当然です。私の勝手な意見を述べさせていただくと、格闘技で久しぶりに最高にワクワクした試合でした。昔の大好きだったゴールデンタイムのプロレス感覚が蘇ってきました。メイウェザーは本当に現れるのか。遅刻して試合がテレビ放送内に見れないんじゃないか。3ラウンド遊んで終わるんじゃないか。那須川選手が1発当ててKOしてくれるんじゃないか。と、色々な事を考えさせてくれる試合でした。こう思わせてくれた主催者側にやられた感いっぱいです。

那須川選手もメディアに乗せられ、自分は勝てるかもしれないと、日に日に思っていったのではないでしょうか。

最初は真剣勝負ではないと分かっていたハズの勝負が、日に日に勝たないといけないというプレッシャーに変わり、焦りになっていったんじゃないかなと思います。

入場の時にはいつもの那須川選手じゃなかったですし、顔も緊張感がすごく出て、硬直しているようにも見えました。

メイウェザー選手は天才です。頭も技術も天才で、どんな手を使っても勝ちにいく選手です。昔の試合で、話しかけながら相手が横を向いている間に殴ったり、勝つためには、そしてお金の為なら何でもやる選手です。ディフェンス、オフェンスの技術が両方とも高く、ずば抜けた動体視力を持ち、相手に合わせて試合ができます。そして何より練習量が凄い。だから50戦無敗だったんだと思います。

メイウェザー選手は万が一負けても自分の成績に負けがつかないように、しっかり言い訳できるような準備は万端でした。試合前にギリギリまで銀座で買い物して、焼肉をたらふく食べてノーアップで試合に入る。那須川選手の試合での出方によってどうするか考えていたと思います。

試合が終わればさすが天才でした。那須川選手が何もできないで敗れるとは想像できませんでした。体重差があるのはわかります。キックなしで不利なのもわかります。でも那須川選手も感じたハズのオーラ、技術、ディフェンス力。

試合がアッサリ終わると、手のひらを返したかのように、「この試合はやらせたらいけなかった戦い」だという意見が多数出てきました。試合前に全てのんで試合が決まったわけで、メイウェザー選手が反則をしたわけでもありません。

那須川選手は必ずプラスになったと思います。高いレベルを肌で感じれたことはこれからの格闘技人生に必ず活きますし、練習量も増えるでしょう。これからの那須川選手に大いに期待したいです。

テレビでしたが、日本でメイウェザー選手を、しかも日本人と対戦してるメイウェザー選手を見れたことは凄いことですし、私自身も一生の思い出になりました。

戦うということはそれぞれに色々な物を背負い、自分を磨きぬき、恐怖を最大限に感じ、どうその場を支配するかだと改めて感じさせられた戦いでした




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