映画「来る」を見ました。良い。

映画「来る」を見ました。
公開した時から話題にはなってたけど見れませんでした。幼少期兄に植え付けられたトラウマのせいでどうしてもホラー映画が見れない体になってしまったのです。

それが今回アマゾンプライムの見放題に追加されたという事で、意を決して視聴に臨みました。
怖かったのでお昼の日が出てる間に見ました。

めっっっっっっっちゃ面白いっすわ。
ホラーではありませんでしたね。でも面白いし期待通り。最高。文句なし。

これよりネタバレしていきます。

前半のクソ田舎&クソ旦那パートはリアルすぎて精神ダメージが激しかった。
妻夫木君のクソっぷりがあらゆる面から滲み出してて「あ、多分この人こんな感じのカスなんだろうな」って予想がびったし当っちゃった。
内面をうっすら出して本質を透けさせる演技が上手すぎるんだ。

そのあたりのシーンはシチュエーションとかBGMとかも相まってしょうもなさがオーバーフローしてた。みんなもそれくらいしてくれ。

岡田准一が出てきてからはファンの僕はキュンキュンしてるだけだから割愛。
岡田君がかっこよすぎるだろ。世界一じゃんこんなの。
丁度いいやさぐれ感だったな。

松たか子登場、参戦辺りはもうワクワクし過ぎてホラー見てるのを忘れるくらい盛り上がってた。
全国各地からあらゆる霊能者を集わせるシーン。
ホラーじゃなくてヒーローアクションなんじゃないか?

沖縄の陽気なおばちゃん、カプセルホテルで着替えるおじさん、公園で遊び回る女子高生。
集ってきて欲しい人達が最高の流れで集合した感じ。

公園改造のシーンも土建屋が肩口に所属を表す御札みたいなの貼ってて、至れり尽くせりかよ。

神も仏も除菌スプレーも全部ひっくるめて力と力のぶつかり合い。
邪道も正道も関係ない、勝ちゃあいいのよ精神。
そういうの好きなんだよ。

あとは言わずもがな、松たか子パンチと想像以上に使い物にならない岡田君。
そしてラストのカスみたいなオチ。

全てにおいて完全に好み過ぎる映画でした。

異常が日常のすぐ側に立っていること、異常に対峙する人物もまた日常を我々と同じように過ごしていると。
そういうところがしっかり描かれていて、気づき辛いところをしっかり気付かせてくれるような映画でした。

みんなも心霊アベンジャーズ体験をその目に焼き付けてくれ。

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