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[レビュー]八島式 TOEIC L&Rテストの英語が読めるようになる本 に取り組んだ感想

皆さん、こんにちは。

先日のIPテストでリーディングが何とも悔しい結果だったということで、一番の難関パートであるPart7を攻略しようと思い立ちました。

そこで手を出したのが本テキスト。

発売してまだ日が浅く、レビューもそれほど出回っていませんでしたので、今回レビューしてみようと思います。

私のステータス

リーディング370点前後で、400点を超えたことはありません。
このぐらいのスコア感の私が取り組んだ感想になります。

どんな本?

TOEICのリーディングパートでPart7に特化した1冊。
対象スコアは730点以上となっています。

シングルパッセージとマルチプルパッセージをそれぞれ収録しており、演習問題を解きながら、Part7の英文を正しく読むための攻略法を盛り込んでいる。

全 15Lessonに分かれており、1-10はシングルパッセージ、11-15Lessonはマルチプルパッセージです。

Lessonごとに、
演習問題 → このLessonの攻略法について → 再び演習問題 → 攻略法の深掘りとまとめ(Tipsなどもあり)
という流れで進んでいきます。

Total 239ページ程なので、さくっと読了できます。周回前提ですね。

良いところ

必要なポイントだけにそぎ落とされていて飲み込みやすい

Part7の文章をどう読んでいったらよいか、最低限のボリュームで説明されているので、色々とごちゃごちゃせず、頭に入ってきやすいです。

対象スコアが730点以上ということで、ある程度基礎文法が固まっている人に向けての説明となっているため、基礎的な説明は省いてあります。

しかしながら、演習問題の解説はかなり詳細に記載されているので、理解が深まります。

即効性がある攻略法が数多く載っている

逆説は正解根拠になりやすい!など、TOEICに特化した攻略法がふんだんに盛り込まれているので、明日から使えるテクニックとして有効です。

こういった攻略法の類を知らなかった方に対しては、スコアアップに直接つながりやすいかと思います。

1Lessonの分量がちょうどよく、毎日取り組みやすい

15Lessonに分かれていますが、1回分がおよそ30分程度で終わる分量になっています。
そのため、1日1Lessonと割り当てて取り組みやすくなっているのが良いですね。

注意すべき点

練習問題で躓く部分と言いたいことの食い違い

練習問題は、そのLessonで説明したいことを気づかせるためのものかと思いますが、私の場合はそこではない部分で躓いてしまうことが何度かあり、もう少し問題に工夫が必要かな?と感じました。
ただ、言わんとしてることは伝わるので、公式問題集などを使って実践訓練を併用すると良いですね。

英文読解力向上はあまり期待できない

この本の位置づけがそもそも「TOEICの英文を読むため」に特化しており、テクニック集に近いので、英文の読解力はあまり向上が期待できません。そこを勘違いしないよう注意です。
英文読解力を同時に身につけたいのであれば、他のテキストが良いと思います。

マルチパッセージの問題文が別ページになり解きにくい

本のサイズ的に仕方がないのかもしれませんが、見開きで問題文が掲載され、次のページに設問が掲載されているため、本を行ったり来たりする必要があります。

本書のターゲット

以上を踏まえて、本書のターゲットとなりうる人を考えてみました。

本書がオススメな人

  • 現在スコアが730点以上ある人

  • TOEICのPart7のスコアだけに特化してUPしたい人

  • 1回の分量が決まっているタイプの教材が好きな人

本書をオススメできない人

  • 基礎文法が身についていない人

  • TOEICのPart7の勉強と同時に英文読解力も上げたい人

まとめ

少々辛口のレビューになってしまった感もありますが、私が求めていたニーズに非常にマッチしていたので、満足度は高めです。

テキスト自体がそれほど分厚くはないので、2,3周余裕で回せると思います。

次の試験のリーディングスコア向上に貢献してくれることでしょう!

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