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人生の転機

対話を、本質を、大切にしたいと思っていたはずなのに、対話ができていないことに気づきながら、本質から目を逸らして、最初は小さな雪の粒だったものが、ころころ転がるうちに大きな雪玉になっていくように、不安や引っかかりが、ころころずんずん大きくなった。

そんな風に漠然と膨らんでいく、もやもやした日々の中で、人生の転機というものは、なんの前触れもなく訪れる。(いや、もやもやが前触れなのかもしれないけど。)
次から次に、これが運命というものなのかと不確かなものを実感してしまうほど、状況が変わり、心が変わり、交わる人が変わる。
でも、やっぱり、いつだって思うことは、「答えは自分の中にある」ということ。
もやもやしている時点で、自分の中にある。
自分と対話し、時には誰かがそっと背中に手を当ててくれることを、その温もりを感じながら、自分の中の答えと向き合い、本質を見極め、自分で決意する。

今私には、人生の転機とやらがコンニチハしてきている。果てしなく思えるもやもやを掻き分けながら、えらい時間が掛かってしまったけれどやっとこさ見えてきたそれに、私からも「コンニチハ」と返事ができそうだ。
こんな性格なんだか生きづらいなとは思いつつ、そうやって生きていけることが私の誇りでもある。

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