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学資保険はオススメしません

こんにちは、ヤッチです。

今回は
 学資保険はオススメしません
という話をしていきたいと思います。

なぜオススメできないか

結論から書いてしまうと、
 単純に利回りが悪い
 その割にお金を簡単に引き出せない

からです。

利回りはどのくらい?

kakaku.comで学資保険を調べてみました。
10年払込完了、20年満期で105%程度です。

↑の保険だと191万円払って200万円です。
20年待っても10万円しかお得になりません。

なかなか引き出せない

また学資保険では満期前に引き出すと元本割れを起こすものが多いです。
そのため、前期保険では20年経つ前に解約して引き出すと払った額より引き出し額の方が少なくなってしまいます。

満期前に引き出さなければいいんでしょ?
という方もいると思いますが、人生は何が起こるかわかりません。

例えば、
首都直下型地震でマイホームに住めなくなった、
地震保険加入済だが、似た境遇の人が他にもいて
 すぐには保険料をもらえそうにないし、
 もらったとしても家が建つまで時間がかかる、
その間アパートを借りて住まなければならない、
家賃も当然払わないといけない。

もしくは、
コロナショックで昇給がなくなった、
それでも住宅ローンは払わないといけないし、
学費も払わないといけない。

あってほしくないことばかりですが、もし発生してしまった場合にどうするかは考えておかねばなりません。

そのときに学資保険を取り崩す可能性もある。
取り崩したために元本割れしてしまった。
あまり望ましい状況とは言えないですね。

これは学資保険に限った話ではないですが、
お金に関しては流動性を高めておくことが大事かなと個人的に思っています。
 流動性が高い → すぐにお金を使える
 流動性が低い → すぐ引き出せない
          資産価値はあるが、、、

節税効果もあるけど?

学資保険は保険料控除が使えます。
簡単に言うと、
 学資保険支払い分は所得から外す
 そのため税金がかからない

ということです。

ただ、控除限度額が設定されており、
 所得税:40000円
 住民税:28000円
となっています。

68000円も節税できるならお得じゃないか!
と思われるかもしれません。

ですが、68000円は所得控除の金額で、68000円の税金を払わなくていいわけではなく、68000円が所得から差し引かれるということです。

所得税・住民税が共に10%とすると節税額は、
 所得税:上限40000円の10%なので4000円
 住民税:上限28000円の10%なので2800円
 合計で6800円が年間の節税額

となります。

これだけ?
と思った方も多いのではないでしょうか。

 私は思いました。

では何がオススメか

私のオススメはズバリNISA/積立NISAです。
 以降まとめてNISAと記載。

オススメの理由は、
 利益が全額非課税になるから
です。

例えば10万円の株を買って15万円に上がったので売ったとします。
通常証券口座ですと、売却益5万円に約20%の所得税がかかるので、手元に残るのは4万円です。

一方でNISAの場合、
非課税なので5万円がまるまる手元に残ります。

そしてこれを元手にして高めの銘柄に投資。
リターン毎に20%非課税は超大きいです。

iDecoは更に強烈です。
 企業DCも同様。
iDecoへの掛け金は全額所得控除になるので、もっとお得になります。

例えば、10万円の銘柄を買うためには10万円稼ぐだけでは不十分で、所得税・住民税・社会保険料を上乗せした金額を稼がないといけません。
 だいたい12万円〜14万円くらいでしょうか。

ですが、iDecoへの掛け金は全額所得控除になるので、上記所得税・住民税が全額非課税・社会保険料の負担が軽くなります。

投資はマイナスになることもあるしなあ…
という方は元本確保型にすればよいです。
これでも学資保険よりだいぶ利回り良いです。

ただ、iDecoは60歳まで引き出せません。
いくら充てるか、は計画的に。
 流動性を高めましょうと反するので。

終わりに

いかがでしたか。

自分にも2歳の息子がいて、学資保険を真面目に検討したときに考えたことを書いてみました。

結果的に自分は学資保険には加入せず投資で賄うことにしました。
このnoteが少しでも役に立てば幸いです。

もし投資関係で相談したい方いらっしゃいましたら、メッセージなどでもお気軽にどうぞ!

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