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「新聞創刊の地」(読売新聞発祥の地)

実際は「読売新聞創刊の地」

★ジャンル【産業】【文化】
★場所 千代田区霞が関3-8-1
★最寄駅 東京メトロ虎ノ門駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「洋学者子安峻(こやすたかし)らが当時虎の門外琴平町一番地の旧武家長屋にわが国初の本格的な大衆啓発紙読売新聞を創刊したのは明治七年(1874年)十一月二日である。江戸時代の情報伝達形式であった「読売瓦版」から名をとって題号とし漢字にふりがなを施した平易な新聞として出発した。創刊のころ漢字教育を与えられていなかった市民から町名番地にちなんで「千里を走る虎の門ことにひらがなは一番なり」と歓迎された。維新後の東京に発祥した開明的な大衆紙から今日に至るまで題号を変えず全国紙に発展したのはわが国新聞史上類例のないことである」

★解説
 まずこの碑の紹介を千代田区に入れましたが、碑文中にもあるように読売新聞の創刊地は現在は港区である琴平町です。ただ碑が設置してある場所が千代田区の歩道なので、千代田区に入れました。碑文も港区教育委員会です!
 この発祥自体もいろいろ突っ込みどころがありまして、「日本最初の新聞」を検索すると普通、横浜が出てきます。1864年(元治元年)、難破してアメリカで10年以上暮らしたジョセフ彦(浜田彦蔵、はまだ ひこぞう)が、帰国して「新聞」を発行します。しかしこれは英字新聞で、最初は手書き、のち活版印刷になりますが、2年で廃刊になります。さらに1870年(明治3年)にはやはり横浜で、初の日本語日刊新聞「横浜毎日新聞」が創刊されます。
 じゃ「読売新聞」のどこが初なのか?となると、碑文中にある「本格的な大衆啓発紙」ということになるのでしょう。しかし「じゃあ瓦版は?」と思いますが、これは定期刊行でないということですね。

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