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「糀谷浦海苔漁業発祥之地」

由来不明ながらかつての海苔養殖盛んな地

★ジャンル【産業】 
★場所 大田区東糀谷5-14
★最寄駅 京浜急行羽田線大鳥居駅

★碑文
特になし

★解説
 大鳥居駅から徒歩で15分ほどと、ちょっと不便な場所にあります。駅から北の方に進んで行くと、北前堀緑地という川を埋め立てた公園があり、その西側入り口近くにあります。
 船の形をしたモニュメントで帆の部分に碑銘がありますが、字が薄れ、もうほとんど読めない状態です。誰がどういう由来で設置したのかもよくわかりません。
 「海苔養殖業発祥の地」の項でも書きましたが、海苔養殖業は大森周辺で始められました。その中心の街は旧東海道沿いの旧大森村でしたが、実際の養殖場所は、大森から羽田にかけてのかなりの沖合でした。そのため海苔をつける「ひび」(木や竹でできた枝状のもの)を設置したり、収穫のためには船で行かなければいけません。
 その船を係留していたのが、ここにかつてあった北前堀、南前堀などといった堀割だったようです。これらは呑川の下流域で、田畑の排水路の末端だったようですが、この辺りまで来ると、船が入れるように広げられ、舟入堀としての役割が主だったようです。
 海苔養殖は埋め立てで1964年で終わり、漁業権は放棄されて大森漁業協同

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