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「立教学院発祥の地」

驚くような清貧宣教師が作った立教大学

★ジャンル【学校】
★場所 中央区明石町10−1
★最寄駅 東京メトロ有楽町線新富町駅、日比谷線築地駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「ウィリアムズ主教立教学校を開く
 すべての人に仕える者になりなさい」

★解説
 聖路加国際大学敷地内の遊歩道脇にあります。
 立教学院は立教大学をはじめ、小学校から大学まで運営する学校法人ですが、1874年に築地で創立されました。創立者はチャニング・ウィリアムズ(1829-1910)で、米国聖公会の宣教師でした。聖公会と言うのは英国聖公会(英国国教会)に発するプロテスタントの一派で、アメリカでは社会の中枢の人物に信者が多い有力な宗派です。
 ウィリアムズは中国伝道中に日本が開国したと聞いて1859年に長崎に渡ります。ここで日本語を学び、一時帰国を挟んで明治維新後には大阪の外国人居留地に移り、本格的な布教活動を始めます。
 まもなく東京に活動の拠点を移し、1874年に私塾として「St.Paul's School」を開きます。当初の生徒は数人だったそうです。聖公会が作る学校は学校を守護する聖人の名を冠する事が多く、「聖パウロ」は実質的にキリスト教団を建設した、キリスト直後の時代の人物です。英語では「ポール」ですね。
 では「ポール」がなぜ「立教」なのか。文献はありませんが、先に書いたようにパウロはキリスト教団の建設者です。まさに「教え」を「立てた」人

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