啄木と賢治の街/意外と新しい盛岡三大麺/盛岡市
★「日本の城下町を愉しむ」一覧
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★城郭 盛岡城
盛岡は石川啄木と宮沢賢治の街だ。市内あちこちにゆかりの地や施設がある。
かつての城下町は市内を流れる中津川を挟んで城の東側に広がっていた。その目抜き通りである奥州街道ぞいにある第九十銀行本店だった建物が、今は「もりおか啄木・賢治青春館」として公開されている。
100年以上前の洋風建築で国の重要文化財だが、二人の生きた時代とほぼ同時期の建物が、展示とよく合っている。
もりおか啄木・賢治青春館
街道沿いのすぐ北には「盛岡てがみ館」があり、ここには二人の書いた手紙や啄木を支援した金田一京助、啄木の妻・節子の書簡などがある。
その中心街から少し西に離れたところに、「啄木新婚の家」が修復整備され、内部も見学できる。幕末に建てられた武家屋敷だが、中の一角をほんの1か月足らず啄木一家が借りていた。新婚の二人の部屋は四畳半一間だけ。
啄木はここで挙げられた結婚式にも欠席したという。新婚の写真の啄木は澄ました顔で、節子は幸福そうに見えない。啄木はのちにわずか26歳で死に、節子も遺児2人も若くして亡くなる。そんな未来を知っているからそう
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