幕末の異才、佐久間象山の街/藩主邸や武家屋敷も健在/長野市
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幕末に活躍した異色の学者佐久間象山。一般的には「しょうざん」と呼ぶが、ここ松代では「ぞうざん」と呼ぶ。
それは雅号である「象山」が、松代の風景をかたどる重要な要素、象山(ぞうざん)に由来するからだ。本人は、雅号は「山から取った」としながら、「読みは『しょうざん』で」と書いている。
もともと秀才として知られたが、英明だった藩主真田幸貫に見出され、海防顧問となるとともに洋学について深く学ぶよう指示される。ここで才能を開花させ、砲学の専門家として名をなし、勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬、河井継之助ら錚々たる人物が門下生となった。勝など、「海舟」の号は象山からもらったものである。
しかし吉田松陰の米国密航未遂事件で松陰をそそのかしたとして松代で蟄居となり、その期間9年にも及ぶ。この間にも高杉晋作、久坂玄瑞、中岡慎太郎らが訪れたという。しかし1864年、ようやく許されて京都に出向いた
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