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東京23区発祥の地めぐり

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徳川家康の入府以来、日本の政治・経済、そして文化・芸能の中心都市として発展し続けてきた江戸・東京には、様々な物事の始まりの地があります。学校・企業・産業・芸術・風俗など、数多くの…
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2022年3月の記事一覧

「海苔養殖業発祥の地」

江戸前で始まった海苔養殖★ジャンル【産業】  ★場所 大田区大森北1-1 ★最寄駅 JR大森駅 ★碑文 特になし ★解説  JR大森駅東口を出た駅前広場内にあります。碑文なし、と書きましたが、これは碑というより大きなモニュメント兼解説パネルになっており、「発祥」「歴史」「大森」「発展」「継承」といったテーマで、大森の海苔養殖についての解説文が書かれています。つまりこれを読めば大体、大森の海苔養殖のことがわかります。  日本人にとっては身近な食べ物である海苔ですが、最近は寿

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目黒区発祥の地一覧(5か所)

(2022.8.9 「目黒競馬場跡」を追加しました) 「水田の碑」(駒場農業学校跡地、近代農学研究・農業教育発祥の地) 「下目黒尋常小学校創立之跡」(目黒区立下目黒小学校発祥の地)  「碑小学校創立之地」  「府立高等学校と東京都立大学の門跡」(都立大創立地)  「目黒競馬場跡」(日本ダービー発祥の地) ★関連記事 千代田区発祥の地一覧(47か所+α) 中央区発祥の地一覧(59か所) 港区発祥の地一覧(37か所) 新宿区発祥の地一覧(20か所) 台東区発祥の地一覧(24

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「日本考古学発祥の地」

駅のホームにある珍しい発祥碑★ジャンル【文化】 ★場所 大田区大森北1-6-16 大森駅ホーム ★最寄駅 JR大森駅 ★碑文 「E.S.モース発掘百周年記念建立 アメリカの動物学者モース博士が1877(明治10年)横浜より新橋に向かう汽車の窓から大森貝塚を発見し これが契機となって日本の考古学が発達しました このブロンズは当貝塚出土の土器を約2倍に拡大したものです」 ★解説  発祥の地の中でも最も交通案内が楽な場所です(笑)。JR大森駅の1つしかないホームにあるのですから

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「府立高等学校と東京都立大学の門跡」(都立大創立地)

復活した都立大学の原点★ジャンル【学校】  ★場所 目黒区八雲1-1 ★最寄駅 東急東横線都立大学駅 ★碑文 「同窓の想いをこめ、歴史のあかしとしてこれを残す」 以下沿革の年表が掲示されています。 ★解説  都立大学駅を降り、目黒通りを越えて柿の木坂を登ります。めぐろ区民キャンパス入口を過ぎ、めぐろパーシモンホール(パーシモンは柿のこと)のはずれの角を左折します。図書館や体育館のエントランス脇に二つのオブジェがあります。  一つが上に碑文を掲げた「府立高等学校と東京都立大

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「碑小学校創立之地」

謎の碑から校名を受け継いだ碑(いしぶみ)小学校★ジャンル【学校】  ★場所 目黒区碑文谷3-7-3 ★最寄駅 東急東横線都立大学駅 ★碑文 「明治十二年一月二十日 此の地に創立さる」 ★解説  都立大学駅からは歩いて15分ほどかかります。駅から環七を越えた向こう側に「すずめのお宿緑地公園」というかわいい名前の公園があるのですが、その裏手に碑文谷八幡宮という神社があります。その表参道の途中、右側に建っています。 「碑文谷」(ひもんや)は東京以外の人たちには難読地名でしょうか

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「下目黒尋常小学校創立之跡」(目黒区立下目黒小学校発祥の地)

洞窟のあるお寺で始まった下目黒小学校 ★ジャンル【学校】  ★場所 目黒区下目黒3-4-4 ★最寄駅 JR、東京メトロ、東急目黒駅 ★碑文 特になし ★解説  目黒駅を降り、行人坂を下ってまっすぐ進み、太鼓橋を渡って山手通りに出たら最寄りの歩道橋を渡ります。歩道橋を降りて渋谷方面に歩くとすぐに蟠龍寺(ばんりゅうじ)の入り口があります。碑は境内に入って本堂前の池のほとりにありますが、小さくて植え込みに囲まれていて目立ちませんのでご注意ください。目黒区教育委員会の蟠龍寺の解

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「水田の碑」(駒場農業学校跡地、近代農学研究・農業教育発祥の地)

今も残る農学研究開始の水田 ★ジャンル【学問】  ★場所 目黒区駒場2-19-70 ★最寄駅 京王井の頭線駒場東大前駅 ★碑文 「この水田は明治11年 ここ駒場野に開校した農学校の農場の一部で わが国最初の試験田実習田として近代日本の発展を支える淵源の一をなした 農学校はいくたびか学制の変更により名称を変えて その歴史を継ぐ学校がこの地で発展を重ねた その間この水田は近代農学研究発祥の地にふさわしい沿革をたどり 国際的協力のもとに初めて本邦近代農業の研究と教育とが進められ

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