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「日本考古学発祥の地」

駅のホームにある珍しい発祥碑

★ジャンル【文化】
★場所 大田区大森北1-6-16 大森駅ホーム
★最寄駅 JR大森駅

★碑文
「E.S.モース発掘百周年記念建立 アメリカの動物学者モース博士が1877(明治10年)横浜より新橋に向かう汽車の窓から大森貝塚を発見し これが契機となって日本の考古学が発達しました このブロンズは当貝塚出土の土器を約2倍に拡大したものです」

★解説
 発祥の地の中でも最も交通案内が楽な場所です(笑)。JR大森駅の1つしかないホームにあるのですから。中央改札と北口改札の間、ホーム上の駅コンビニの少し北側にあります。
 品川区編の『「品川区・ポートランド市姉妹都市提携記念」碑(日本考古学発祥の地 国指定史跡大森貝塚)』(長い!)でご紹介した通り、今は大森貝塚の場所は品川区で確定しています。それなのになぜ大田区の大森駅ホームにこの碑があるのか?
 それは品川区の時にもご紹介しましたが、モースは横浜から新橋に向かう車中から貝塚を発見し、その後大森駅を降りて発掘に向かったからです。またモース死後、大森貝塚の場所をめぐっては、品川区か大田区かで論争が起きたことも述べました。
 碑の上には土器が乗っています。碑文にあるように2倍の大きさになっています。この土器は品川区の大森貝塚遺跡庭園にあるモース博士の像が手にしているものと同じです。
 品川区で発掘史などはだいたい書きましたので、ここでは結果的に間違っ

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