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炎暑のなか

炎暑のなか、畑の野菜たちはとてもよく頑張ってくれています。

…が、茄子がシオッシオッになりました。
近所の畑の先輩が分けてくれた茄子の苗。とても元気のいい子をいただき、その様子に毎日喜んでいたのですが、近頃は収穫すると張りがなく取り立てかと疑いたくなる状態。

触ると、明らかに水分が足りていない茄子

私の住む地域では、ここのところなかなか雨が降らず、植物たちには酷な日が続いております。
家族がマメに水遣りをしても、翌朝には土がパサパサに乾いている状態。
それでも、枯れずに頑張って実をつけてくれる彼らの強さに心も体も支えて貰っています。

我が家の一番いちじく

ここ3年あまり、剪定で枝ぶりを調整しながら育てたいちじくが、今年はじめて立派な実をつけました。まだ最初の1個めですが、今まだ青い小さな実たちが色づく日が楽しみです。
さて、そんないちじくですが、ちらほらと木くずが落ちていることに気づきました。

これは、カミキリムシがやってきたな…。

いちじくに付くカミキリムシ

テッポウムシと呼ばれるカミキリムシの幼虫。この虫が木に穴を開けて入り込み、中から木を食べていってしまうのです。当然、木は弱り、終いには枯れてしまいます。

今年は、長年育ててきたオリーブに紅葉と、枯れてしまった我が家。これ以上、木を枯らすわけにはいかないのです。
そんな訳で、生物サイクルは大切だけれど、テッポウムシを放置しておくわけにはいきません。

対処方法は木くず(正確には虫の糞)を取り除き、侵入した穴を探します。次に、そこに針金(私は1ミリ幅)を差し込んで虫を駆除ます。
我が家のいちじくに開いた穴は4箇所。
虫が作った道を、針金で探りながら辿っていきます。

何となく、ピッキングをしている気持ち。

一番被害が大きかった穴は、なんと20センチ近く針金が入りました。
放置していたことを後悔します。
最後に木酢液を染み込ませたティッシュを詰め、木工用ボンドで蓋をします。
後は様子を見ながら、虫が居なくなってくれたことを祈ります。

本来であれば、病虫害に対応できる健康状態を維持したいものですが、それは理想論。
虫との共存はなかなか、叶わないものです。

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