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穴空き in the U.K.

本日も沢山のお運び、誠に有り難く、厚く御礼申し上げます。
どうぞ一席お付き合い願えればと思います。
逆佐亭 裕らくと申します。今日は名前だけでも覚えて帰ってください。

またまたフリースタイルnoteでございます。メインテーマしか決めずに書き出しております。どう着地していくことやら、という感じでして、毎度の事ながらノープランも甚だしいワケでございますけども。
だって仕方がないんですよ。構えると書けないもんでして。難儀なものですね。
ただ、この己の意思に反して発動する能力みたいなノリがまた、こう、中二心をくすぐると言いますか。
「ちくしょう!なんでこんなときに……ッ!!」みたいな。
ARMSのジャバウォックみたいな。
アシタカの呪われた右腕みたいな。
なんか、そういう魅力ってあるじゃないですか。
そういうのも愛していきたいですよね。
何かにつけて利便性を問われる時代です。しかし、それだけが正義なのでしょうか。不便だった頃の方が風情があったり、人情味があったりと、どこか暖かい空気が漂っていたようにも思えてならないのです。例えば。

えー。例えば。なんだろう。例えば、ですね。えー……。



そういや、台風が近づいてきていますね。皆様、ちゃんと対策というか、備えはしておりますか?バッチリですか?
まぁ聡明な皆様の事です。もう既に非常食の確保や避難先の確認なんかもされているのでしょうね。
あ、今思い出したんですけどね、中学のときの友人はニュースの台風情報を見て
「風の渦が反時計回りってことは、時計回りに俺がくるくる回れば無じゃん!」
って言ってました。凄いですよね。発想も勿論そうなんですけども。「無じゃん!」って言ってましたからね。てめーの知能の話をしていたのでしょうか。まぁ、僕もそれ聞いて
「たしかに」
って言ったんですけど。
ちなみにそいつは小学生のときも「水飲みながら、しっこしたら永遠に止まらなくなるじゃん!」って言ってましたね。神童ですよね。え、僕ですか?「たしかに」って言いました。そのときも。多分。
そんな僕ももう三十六歳です。その頃に比べれば流石に大人の階段を着実に登っているはず……と、言いたいところなのですが。どうやらまだまだのようです。日々勉強ですね。

というのもですね。
話は少し戻るんですけども、台風が近づいているじゃないですか。当然雨も降るワケです。その雨の中を歩いていると左足の靴の中が妙に冷たいんですね。いや、原因はわかってるんです。左の靴の底部分がひび割れ、穴が空いていて、そこから水が入ってくるんです。それも昨日今日の話ではなくて、多分一ヶ月前くらいから空いているんですけども。

「早いところ新しいのを買えよ」
という皆様のお気持ちもわかります。僕もそう思います。買えよ、と。金ねーのか、と。
僕もね、靴くらいね、買えるんです。それくらいの甲斐性はあります。
違うんです。忘れるんです。
雨が降る度に「なんか左足が冷たいぞ……」ってなって、

「おかしい……、何かが“妙”だ……ッ!スタンド攻撃を受けている!?ナランチャ!!周囲を探索しろ!!」

ってなった後で、
「あ、そうだ。靴に穴が空いてんだった」
と冷静に思い出すんですね。
で、それをそのままちゃんと覚えてて新しいのを買えばいいのに、帰ってお風呂入って、ご飯食べて、寝たら、朝にはもう完全に「無じゃん!」なワケです。しつこいっすよね。ごめんなさい。個人的にツボで……。
僕の記憶力ってのには限りがあって、その中で「覚えておかんとやべーやつ」と「一応頭の片隅には入れておくやつ」と「思い出したらでええか…ってやつ」の三つに振り分けられるワケです。本当に必要なのをすぐに取り出せるところに置いておかないといけないじゃないですか。そのスペースを確保する為に、優先順位をなんとなく定めているのでしょう。脳が勝手に。
要するに僕の中のメインコンピューターは、この「靴の穴問題」の優先順位を、相当下の方に設定しとるんですね。だから忘れるんです。
もう最近では当たり前のセーブ機能すら使わせてくれないんです。パスワードです。初期ファミコン並です。特定のワードや条件下で、それが呼び起こされるのです。この場合は「雨の日」ですね。

雨の日にその靴を履いて出勤した際に、左足の靴下が濡れてきて、
「何かが“妙”だ…ッ!」
「あ、靴に穴が空いてんだった」
これを繰り返して早一カ月です。月日が経つのは早いもんですね。いや、月日が経つのが早いとかそういう話ではなくて。記憶力がゴミすぎるっていう話です。完全にただの馬鹿です。

そういう事でして。

メモ書いて冷蔵庫に貼っとくのもなんか負けたような気もするし、でもこのままだと雨が降る度に左足だけ気持ち悪くて嫌なので、noteを覚書の為に使った次第でございます。

noteのこの記事を読み返す度に、そして皆様がスキを押してくださる度に、靴を買わなきゃいけない事を思い出せるというカラクリです。あったまいー。ここまでナメたnoteの使い方も珍しいと思います。というワケで、スキ押してください。普段はこうやってリアクションを過度に要求するなんて、はしたない真似は絶対にしたくないんですけど、今回だけはお願いします。スキをください。愛をください。できれば定期的にください。ちゃんと思い出して週末に買いに行けるように。助けてください。

でないと、いつまで経っても左の靴下だけビシャビシャです。靴下ビシャ男です。足ヴィシャスです。

そんな感じで。タイトル回収も出来たので終わります。


御後が宜しい様で。




(2259文字)

お金は好きです。