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カップ1杯のコーヒーはブラックホールにも似て〜本のひととき〜

「コーヒーがないと生きていけない! 毎日がちょっとだけ変わる楽しみ方」岩田リョウコ

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コーヒーが好きだ。大好きと言ってもいい。ほぼ毎日自分で淹れて飲んでいる。味わいはもちろん、コーヒーが醸し出す雰囲気も好き。

でもね、著者には到底敵わないな…と。もちろん競うつもりなんて元々ないけれど。


だってタイトル。

コーヒーがないと生きていけない!


アメリカで一番有名なコーヒー愛好家、とある。でも彼女は30歳になるまで、コーヒーを飲めなかった。小学生の頃のトラウマでコーヒーを拒んでいた。

ところが勤務先はシアトル。コーヒーが日常風景である土地で、ついに心を開いた。そこからがスピーディー。

好奇心の赴くままに、コーヒーの世界にハマっていく。ゼロからのスタートなので、ぐんぐん知識が入っていく。


本書は5つのテーマで構成。

見る  学ぶ  飲む  知る  巡る

どこから読み始めてもいいんだって。

かわいらしいイラストとともに、わくわくしながら読んだ。コーヒー道、奥深い!

「コーヒーの種類」で紹介されている22種類のうち、私が知っているのはわずか8種類。しかもぼんやりした知識しかない…。図解されており、味わいのレベルが示されている。お店でオーダーする時の参考にも。

そもそもコーヒーって何からできているのか?あれは豆なのか種なのか?

収穫から精製、手元に届くまでのプロセス。産地のいろいろ。

自分でコーヒーを美味しく淹れる方法もちゃんと載っている。

この1冊で基本から応用が学べる。素晴らしい!著者のコーヒー愛をしっかり感じた。コーヒーが伝わってくる。

おうちでコーヒーを淹れることも多くなったので、ここはひとつ、ズボラとせっかちを脱ぎ捨て、もう一度しっかり淹れ方を勉強しようじやないか!という想いでこの本を書きました

見返しにこう書かれてある。

美味しいコーヒーが飲みたい…それが

美味しいコーヒーを淹れたい…に変わる。

こだわればキリがないけど、自分なりのコーヒーの時間をもっともっと楽しみたい。

そう思えた。


↓コーヒーの基本を解説するサイトも↓




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