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徹夜明けに、知らない人とウイグルを旅した日々のこと

徹夜明けに、知らない人とウイグルを旅した日々のこと

 徹夜明けに、知らない人と新疆ウイグル自治区へ旅行に行った。砂漠の中で仕事をして、夜行列車の窓からふるような星空を見て、廃墟の温泉で死ぬほど笑って、塩辛いミルクティーを飲んだ。

 気が狂いそうなほど美しく、ありえないほど公安だらけの街で過ごした10日間の話。

怪しいインビテーション・フロム彼方 夏休みに、知らない人に誘われて、知らない人たち5人と、知らない国の知らない場所を旅することになった。

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ウイグル自治区で公安警察から「重点旅客」に認定され熱烈歓迎をうけてしまった話

ウイグル自治区で公安警察から「重点旅客」に認定され熱烈歓迎をうけてしまった話

これまでのあらすじある日突然Twitterで知らない人から誘われて、なぜかウイグル旅行に行くことになった限界社畜OL・砂漠。しかし、空港に現れたのは、社会主義旅行を通じて人を社会生活からドロップアウトさせる謎の秘密結社「うどん部」だった。空中浮遊が特技の中国オタク・尊師、小柄でツインテール姿のちょっぴりエッチな美少女・レーニン。そんな怪しすぎる仲間たちとの珍道中に、中国公安の魔の手が迫っていて……

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六本木のスラムで古代コーカサス人のように暮らそうとしたOLの話

六本木のスラムで古代コーカサス人のように暮らそうとしたOLの話

私が古代コーカサス人を目指すようになるまで「職場からそれなりに近い」というだけの理由で住んでいた六本木の街は、暮らすには最悪の場所で、当時、私の住んでいたアパートは、古くて汚くて治安の悪い、スラムのような場所だった。

 週末は特に最悪で、土曜日の朝には、朝日がきらきらと光る街道の植え込みに、ゲロにまみれた人間たちがゾンビのように倒れていた。



 職場の同僚たちは、どういうわけか六本木に完全

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