「この杯を取り除いてください。しかし御心のままに」祈りとはこのようなものだ。神が定めた摂理どおりに宇宙はうねる。自我は人間をそこから切り離した。摂理のうねりと我との間に、乖離が起きる。乖離は希望と苦悩を生み、その宿命がゆえに祈るが、自我にとらわれなければ人も摂理の内なのである。

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