宝くじ当たったら、海より広く深い心の持ち主になれると思う。
日曜日の15時過ぎ。
大体この時間から私は、月曜日が憂鬱になる。
2023年の8月〜半年間、人生の夏休みと題して無職だった私は、普段なら絶対行かない図書館に行って本を読み漁るほど時間を持て余していた。
あの時は、自由な時間が多すぎて「早く仕事したい。」なんて思っていた。でも、実際に仕事が始まると1ヶ月もしないうちに「働きたくない。」と思うようになった。
私は、基本的に日曜日に予定を入れない。
それは1日を長く感じたい。という理由と、なにより1週間が始まる前に体力を消耗させたくないから。その分、土曜日は分単位で予定を入れたいし、可能な限り夜遅くまで遊んでいたい。
とある飲み会でこんな話題になった。
「宝くじ当たっても仕事する?しない?」
毎週日曜日に、こんなにも憂鬱な気持ちになっているにも関わらず、私の回答は「仕事する。」だった。
私は、別に仕事が嫌いなわけでも死ぬほど辞めたい訳でもない。ただ「生きていけないから働いてる。」という状況が嫌なだけだ。
宝くじに当たったら、お金を理由に働く必要は全くなくなる。すると、昇給も賞与も気にすることなく、働くことが出来る。
例えば、自分にとってマイナスだと思う出来事があったらクビ覚悟で発言出来るだろうし。なにより上司に媚びを売らなくて済むようになる。
これは本当に最高だ。
きっとどんな理不尽を言われても、「でも私、○億持ってるし。」と海よりも広く深い心で許せる気がする。
ちなみに今の私の心は、ショットグラス並に狭く浅い。
こんな話をすると、当たる確率が低い宝くじではなく、投資やキャリアアップ等のもっと現実的な方に目を向けたら?と言ってくる人がいる。
ショットグラスの心しか持ち合わせていない私は、そんな人とはきっと友達になれない。
電車で席を譲ったり、カップルが隣同士で座れるように席を移動したり。落し物拾ったり、困ってる人いたら声をかけたり。
日々出来るだけ徳を積んでるのだから、そろそろ宝くじ当たってもいいんじゃないでしょうか。
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