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コーチングのはじめかた2:セッションに入る前の事前説明

今回の記事ではセッションに入る前の事前説明を全文披露します。状況に応じて足したり減らしたり変えることもありますが基本は同じです。人によって事前の説明は内容も長さも違うと思います。中には必要ない!って人もいます。やり方はそれぞれです。今回のはクロがいつも説明している内容で、繰り返しているうちにできたパターンです。良いと感じたところは参考にしていただければ幸いです。流れは大きく3つです、①自己紹介②コーチングって何?③約束事、順番に話口調で紹介していきます。

①自己紹介

現在広告代理店でクリエイティブディレクターとして働きながら空いた時間でコーチングを学び実践しています。コーチングとの出会いを少しだけお話したいのですが、友人の無料コーチングを受けたのがきっかけです。彼のコーチングを受けたときに色んな事に気付いてコーチングってすごいなって感じたのと。もう一つが向ている!って思いました。何故ならもともと普段から質問を使ってコミュニケーションをしてたからです。相手と話しているとドンドン知りたくなるんです、そこからどうするの?なんでやりたいと思ったの?自然と質問を使っていたのでコーチングを受けたときは普段の自分のコミュニケーションと変わらないと思いました。今の自分のコミュニケーションを勉強して磨けば武器になる、なんならお金まで頂ける、そんな最高なことはないと思いました。

これまで無料で100人の方にコーチングを提供し、その後有料に切り替えて活動中です。コーチングをもっと広めたいという想いでコーチングの勉強会を開いたりツイッターで発信しています。目の前で人が気づきを得て笑顔になっていく瞬間の体験は最高です。いずれは独立してコーチングで相手を引き出し、クリエイティブで伝えることをサポートする人になりたいと考えています。

ーーー解説
目的はコーチ自らが自己開示を行い相手が話しやすい空気を作ることです。どんなことを考え、喜びを感じるのかなど人間性を知ってもらい安心してもらいます。これまで取り組んできたこと、これからのチャレンジを話すことでコーチ自身が目標達成に向けて行動していることを伝えます。

②コーチングって何?

コーチングについてお話したいのですが、そもそも人って一人で考えるのめっちゃ苦手なんです。というのも脳みその中で考えたり整理したり思い出を引き出したりするところが100あるとするとたった5%しか使えてないって言われてます。残り95%は潜在意識と呼ばれてあるのに沈んている状態です。でもふいにアイディアが思いついたり、不意に昔の記憶がよみがえったりすることありますよね?あれってなんらかの外的要因が加わって意図せずに潜在意識にアクセスしているんです。コーチは質問やワークを使って潜在意識に意図的にアプローチします。そうすると色んな事に気づきます。「だからこれやりたいと思ったのか」「ずっと嫌やと思ってたのはそういう原因があったのか」など大きなものから小さなものまで色んな気づきがあります。それを一緒に整理して、じゃ明日から目標や課題に対してどうしていこうかと行動まで考えるのがコーチングです。

ーーー解説
コーチングがどうやって行われるか自分にどんな変化が起きるのかをイメージしてもらいます。ボディランゲージで伝えることが重要だと考えており、たった5%です95%ですは手で円を作ります。沈んでいると表現するとき指で下に向けます。人は情報を言葉で5%受け取り、38%口調で受け取り、55%はボディランゲージで受け取ります。もちろんセッション中もコーチのボディランゲージは重要です。

③約束事

約束事が大きく2つあります。一つは、コーチングは基本的に質問を使います。おそらく短時間で受けたことのない量の質問や受けたことのない角度からの質問が多くあると思います。時には「え、そんなこと聞く?」っていう鋭い質問をしたり、同じ質問を何度もすることがあります。それらは意図をもって行っているのでご了承いただきお答えてください。
もう一つ、クライアントさんが心を開かないとセッションは上手くいきません。本日僕はクライアントさんの分身になるくらいのつもりで話を聞きます。クライアントさん二号になります。お話を聞きながら「うわーそれは楽しそう」「その体験は辛いな…」と情報だけではなくクライアントさんの感情も共有します。だから良い質問ができます。途中FBといって僕が感じたことを共有します。例えば「今おっしゃったこと本音じゃない気がするのですが」や「笑顔で話されていますがもしかして本当は辛かったんですか?」と分身になろうとするから良いFBがあります。僕はこれを傾聴と言っています。それをするためにもクライアントさんに心を開いてもらわないと上手くいきません。守秘義務があるので今日お話しいただくことは誰にも話しませんので是非心を開いてお話しください。

ーーー解説
質問をすることと心を開くことへの承諾をもらいます。傾聴に対する表現は僕なりの解釈ですが前段で最も重要で、相手に安心して話をしてもらうためにもしっかり伝えます。クライアントさんのところは名前が入ります。ネームコーリング効果で名前を呼ぶことは相手の信頼感を作る秘訣の一つです。

④まとめ

文字にすると結構長くなりますね。大体この話で10分くらいです。以前Twitterでアンケートを取った際には下記のような結果になりました。
事前説明の目的は相手に安心して話してもらう土台作りです。そのためにはどんな話をしても良いと思いますし長さも自由です、自分なりの事前説明を見つけてください。


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